2008.5.1(Thr)

菜園開始

 今日からGWの休暇となる。といっても、今週頭にあった祭日やら、後日の祭日が出勤日として入れ替わってるだけなので、休日そのものが増えているわけではないところがちょっとアレだが、連休になるという点は、ポイント高いかもしれない。
 そんなわけで、連休初日から庭仕事である。

 庭の東側にある菜園1号&2号に、野菜を植える準備をしよう。そのためには、まず地表を覆っている雑草を抜き抜き。土が見えないくらいの雑草のはびこりようだから、抜いて積み上げた山は、結構なものとなった。
 土が現れると、次に有機石灰を混ぜ混ぜ。本当は石灰入れたあと、数日空けて堆肥を入れるべきだが、今日中にやってしまいたかったので、引き続き堆肥を投入。それらをクワで、よーく混ぜ合わせる。
 土中から、ぴょんぴょんと元気にミミズが跳ねてきた。丸々と太ったやつだ。もしかすると堆肥は別に入れなくても大丈夫だったかも…。
 などと思いつつ、耕し終わり、表面を平らにならす。

 土が減っていた場合に備えて、培養土も仕入れてきていたのだが、その必要はあまりなさそうだった。とりあえず、これはこのままにしておこう。さすがに石灰投入したその日に苗を植えつけるのはまずいだろうから、しばらく寝かせる。たぶん来週あたり丁度いい具合になってるはずなので、その時にでも、みこりんと野菜の苗を植えつけてゆこうと思う。

 空は、5月には不似合いなほどに鉛色。おかげであまり暑くもなく、ちょうどよかったけれど、なんだか物足りない気分。
 しばしそよ風に吹かれて汗を冷まし、プラムと桜の毛虫を捜索。

 毛虫のコロニーは発見できず。ただ、1cmほどに育った毛虫が数匹、葉っぱの裏側にくっついているのを見つけた。これは集団で発生するタイプじゃなさそうなので、放置でも大丈夫そうだ。

 毛虫捜索の途中で、ナナフシの赤ちゃんを見つけたので激写しておく。
 レンズに気付くと、ささっと葉っぱの裏側に回りこんでしまい、思いっきり逆光になってしまったため、どこにいるのかちょっとわかりにくいかも。
 それにしても、このあたりにはわりとナナフシが棲息しているようで、こうして毎年庭でその姿を見つけることが出来る。こうして野生の昆虫の姿を見られるのは、幸いだ。願わくば、来年も出会えますように。

ナナフシの赤ちゃん

プラムの葉っぱに隠れていた、ナナフシの赤ちゃん

Kaiser Behemoth

 朝、ヴァナ・ディールの地にて、過去世界のカンパニエに参戦中、突如背後に振動を感じる。振動ONのコントローラをPCに接続しているため、そりゃもうびりびりと激しく揺れる揺れる。
 こういう振動は、何か巨大な敵が接近してくる時に、よく発生するので、背後に視線を向けようとしたときには、時既に遅く、一撃の下、瞬殺されていたのであった。

カイザー・ベヒーモス(Kaiser Behemoth)

 カイザー・ベヒーモス(Kaiser Behemoth)のメテオ発動。ダメージ2000近く。生き残れるものはいない。

 この後も、強烈な範囲攻撃を連続で仕掛けて来ていたので、自己蘇生で生き返るタイミングを計っていると、ナイト様参戦。私に蘇生魔法をかけてくれたのだが、すでに自己蘇生が掛かっているので、効果なし。悪かったなぁと思ってると、「Youの仇は、このオレ様がとってやるZEEEE!!」みたいな雰囲気の英語で、テルが来た。んー、のりのりである。
 でもこのナイト様も、あえなく瞬殺されることになるのだが、その時には私がすでに生き返っていたので、今度はこちらが蘇生してあげる番。でも、蘇生した瞬間に起き上がるものだから、範囲攻撃喰らって、ナイト様、また即、死亡。うーん。
 蘇生魔法のリキャストは長い。再詠唱可能になるまで、MP回復のために座ってヒーリングしていると、ナイト様からテルが来た。今度はちょっと難しい英語だったが、おそらく「起きた直後に即、回復魔法くれよ〜」みたいなことを言ってるものと思われる。ごめんごめん、そのMPすらないギリギリの状態だったんだよ。と思ったが、これを英語で返すのが大変そうだったので、「OK!」なんて答えておいた。

 平日の朝、この時間帯に、ログインしている日本人は少ない。
 異国の冒険者との交流も、たまにはいいもんだ。


2008.5.2(Fri)

そっとスズラン

 休日2日目。
 あいかわらず空はどんより、いまにもぽつりと降ってきそうな天気である。
 雨が降る前に、ちゃきちゃきと庭仕事を済ませてしまおう。

 玄関から北側の裏庭にかけて、雑草抜き。
 玄関回りは、そこそこ手を入れていたのでさほどでもなかったけれど、裏庭は、ほとんど手付かずのため、荒れ放題だった。踏み込むのに、かなり勇気が必要だったが、ここで放置してしまうと、さらにえらいことになってしまうので、ざかざかと雑草の海に乗り込んでゆく。

 以前撤去したはずの野バラが、またしても勢力拡大中だったので、ばっさりと切る。最初、野バラに気付かず、腕に大きく引っ掻き傷を作ってしまい、みこりんから「にゃんちくんに引っかかれたの?」と、おかしそうに問いかけられることになったのだが、たしかにばりばりと不規則に皮膚が裂けているので、猫の爪痕に見えなくもない。
 にゃんちくんによる本物の引っ掻き傷は、今も右腕に白く痕が残っている。たぶん、今日の野バラの傷も、残ることだろう。ちなみにこちらは左腕。

 山紫陽花の剪定と、下草の撤去をしてすっきりさせると、地面から幅広の葉っぱがにょきにょきと生えてきていることに気付く。
 パソコン通信をやってた時に、園芸仲間からもらったスズランの新芽だった。パソコン通信全盛期だから、もうかれこれ12年以上昔のことになるだろうか。ここには、表の花壇から出てきた瓦礫を、年々、砂利のように敷き詰めてあるため、地表に芽を出すだけでも一苦労のはず。スズラン、おそるべき生命力である。しかも殖えてるし。

 抜いた雑草の山を、袋詰めして今日の作業は終了。

Level Up

みこりん、レベル25になった瞬間

みこりん、レベル25になった瞬間

 手が空いたときに、少しずつ続けてきたみこりんのレベル上げも、ようやく一区切りがついた。今夜遅く、日付的には、すでに明日、ついにみこりんの白魔のレベルが25になった。

 白魔25歳で覚えられる、蘇生魔法“レイズ”は、みこりんにとって憧れの存在らしい。戦闘不能になってる人を、蘇生してまわるのが、みこりんの夢らしいから。
 そんなわけで、蘇生魔法を売ってる町まで私のキャラで移動し、購入。再び、みこりんの元へと戻り、蘇生魔法が記された巻物を渡す。
 あとは、みこりんが起きてきて、自分で魔法を覚えれば万事OKの状態にして、今夜のところは、そっとログアウト。

 みこりんがどんな反応を示すのか、ちょっと興味あり。


2008.5.4(Sun)

サイドボードの裏側

 からっと晴れ。今日は、にゃんちくんがいつも隠れ家として使っている、TVを乗せ、オーディオ類を格納しているサイドボードの裏側を掃除することにした。ここにアクセスするには、窓側のウッドデッキからとなるので、まずそっちの整理などもやりつつ。

 ウッドデッキと窓の境界には、例の謎の生物によって蓄えられた桃の種が、今も大量に残っている。残しておくと、いつかはその謎の生物と出会えるかもしれないと思っていたからだったが、結局、今日に至るまで、出会うことなし。そんなわけで、とっとと箒で掃き清め、ゴミ袋へポイ。
 謎の生物は、もはやここに棲息はしていないのだろうか。でも、みこりんが天井裏で“かさかさ”いう音を聞いているらしいので、根城を移しただけかもしれない。

 ウッドデッキを片付けると、窓をがらっと開け、サイドボードの裏側にとりかかる。今もにゃんちくんはこの奥に潜んでいるはずだが、どうやら壁側の方まで回りこんでいるらしく、その姿をじかに拝むことはできなかった。ちょっと前までは、TVが載ってる部分の下がお気に入りだったはずなのに、徐々にお気に入りの場所は壁際へと移動していったようだ。

 窓と、サイドボードの裏側のわずかな隙間には、白い猫の毛がふわふわとたまっている。吹き飛ばさないように慎重に、アルコール入りの濡れティッシュでごしごしと拭う。
 TVが載ってる部分は、その下のラックにCSのチューナやらビデオデッキ等が収まっているので、ケーブル類がごちゃっと“とぐろ”を巻いていた。ここにも白い毛がふわふわと絡み付いている。重なり合ったケーブルが邪魔で、全部引き抜いてすっきりさせようかとも思ったが、戻すときにどれがどれだか分からなくなる可能性大だったのでやめておいた。

 あとは腕をぐっと伸ばして、壁際の方を…。すると、ちょうどそこににゃんちくんが隠れていたらしく、猫パンチを数発くらってしまった。にゃんちくん的には、遊んでいるつもりなんだろうけど、最近、爪切ってなかったので、あやうく腕に傷痕が増えてしまうところだった。

 最後の仕上げに、窓ガラスをきれいに磨いて、今日の作業は終了。


2008.5.5(Mon)

中の人

 ディズニーの音楽特集があるというので、みこりんと一緒に地上波など見る。
 画面の中で踊っているミッキーとその仲間たち。東京ディズニーリゾートでの映像のようだ。そのうち、みこりんがふとこんなことを言った。

 「ミッキーの中の人って、大変やね」

 ………!?
 な、なぜみこりんがミッキーの中の人のことを知っているのだ。ミッキーは、ミッキーであって、中に人なんかいないはずなのに。
 私は動揺しつつも、平静を装いながらみこりんに、なぜそう思うのか聞いてみた。

 曰く、「ユーチューブでニュース映像見たとき、ハプニングでパレード中のミッキーの首が取れてたから」

 がーん…。
 ダメじゃん、ミッキー。そんなとこ撮られちゃ。っていうか、そんな映像をニュースとして流す方も、どうかしている。ミッキーはミッキーであって、中の人なぞ、断じていないことにしておかないとぉ。

 私はみこりんに言った。
 「ミッキーは、ロボットかもしれんやん」
 みこりんは、ちょっと考えてから、「ロボット?あんなに動くロボットってあるの?」と問うた。
 「最近のロボットは高性能だからねぇ。できると思うよ〜」
 「ふーん」

 ロボミッキーが、“あり”なのかは、やや微妙なライン。でも、中の人がいるよりは、ちょっとくらいはマシ…、かもしれない。


2008.5.7(Wed)

仔猫

 頭痛、悪寒に、全身の倦怠感と、まさに風邪の諸症状に打ちのめされ、連休明け早々、休暇を使用。いずれ今月も休暇を消化しなければならないため、それが今日になっただけと考えればさほどもったいなくはないものの、しんどくて何も出来ないのはちょっと痛い。
 そうやって寝ていると、お昼過ぎ、がちゃりと玄関のカギが開く音がして、みこりん帰宅。妙に早いなと思ったが、今日から家庭訪問が始まっているので、授業時間が短くなっていることを思い出す。

 ガレージには私のクルマが停めたままになっているので、みこりんも私が家に居ることはすぐにわかったらしく、とんとんと階段を上がってきて、がらっと襖を開けた。
 今から遊びに行ってくるらしい。
 「気をつけて」と送り出したものの、相手が変質者では、いくらみこりんが気をつけていてもほとんど効果がないことを思うと、不安感はぬぐえず。昨今、物騒な事件が続いてるし…。とはいえ、遊びに行かせないわけにもいかず、心配しつつも、横になって過ごす。
 締め切ったカーテンの向こうでは、太陽が容赦なく輝いているらしく、部屋の中もいつもより明るく感じた。

 *

 次に目覚めたときには、すっかり日も暮れ、部屋の中には闇がたっぷりと詰まっていた。眠りに着く前の記憶と、あまりに違う光景に、現実感を喪失して数十秒フリーズ。
 脳が外界の変化に順応した頃を見計らって、リビングへと降りてゆく。

 とっくに遊びから戻ってきていたみこりんが、今日の出来事を話してくれている。お友達の家で、生まれたばかりの仔猫と戯れてきたらしい。どのくらい小さい仔猫かと言えば、ちょうどみこりんの片手のひらに乗っかるくらい。まだほにゃほにゃの仔猫といったところだろう。想像するだにうらやましい。私もそんな仔猫と戯れてみたい。
 みこりんが、いかにその仔猫達が愛らしかったかを語り、「にゃんちくんもあんな仔猫だったらなぁ」と言った。たしかに、今から10年ばかり昔、拾ってきたばかりの頃のにゃんちくんはまだ仔猫だったが、その頃、みこりんも同様に赤ん坊だったので記憶には残ってはいまい。

 でも、仔猫はすぐに大きくなる。そのわずかな瞬間に立ち会えた幸せを、みこりんも大きくなってから懐かしく思い出すのかもしれない。


2008.5.10(Sat)

店じまい

 ガソリン1リットル160円を突破した今日この頃、何かのついででもなければリアル本屋にはなかなか足を運ばなくなってしまっていた。ネットの本屋と古本屋でたいていは間に合ってしまっているし、まとめて買うと送料もかからないし。そんなわけで、久しぶりに最寄の本屋に立ち寄ってみたのは、ほんの偶然の出来事であった。

 入り口のガラスに貼られた紙には、“閉店セール”と朱書きがしてあり、店じまいするまでの期間(あと1週間と1日)に買った代金の10%を、本店の方で商品券として使えるらしい。
 過去にはずいぶんお世話になった本屋だが…、これも時代の流れなのだろう。新刊の案内、品揃えでネット本屋には遠く及ばず、リアル本屋の最大の利点のはずの内容確認も、ずっと前からビニールに包まれてしまって無意味化していた状況では、遠からずこうなるのは必然だったのかもしれない。
 でも、リアル本屋の棚に並んだ無数の本達を、なんとはなしに見て回る時間は、好きだった。まだ本店が残ってはいるというものの、それが出来る場所がこうして1つ、減ってしまうのは寂しいものだ。

 それにしても購入代金の10%が商品券として使えるというのは、なかなか魅力的。…だがしかし、4月5月に買いたい本は、すでにネット本屋&古本屋で買い終わってしまっているので、改めて何かを買うというのも難しい。1ヶ月前にわかってたら、ここで買ってたんだが…。
 とりあえず、今日の目的である、みこりん用の『小学五年生』と、年間購読している本『たくさんのふしぎ』の今月号の2冊だけ買い。
 年間購読している本は、引き続き本店で取り扱ってもらうよう手配して、店を出る。

 明け方から降り続いている雨のせいか、5月だというのに妙に肌寒い。みこりんと共に、クルマのところまで雨の中、走った。

初レイズ

みこりんによる初レイズ発動の瞬間

 ヴァナ・ディールの地において、宝くじが導入される。その購入資格が、レベル5以上。というわけで、倉庫キャラをさくっとレベル上げ中、不覚にも強い敵に絡まれ戦闘不能に。
 そこへみこりんキャラが颯爽と登場し、蘇生魔法“レイズ”を詠唱開始。

 長いキャストの末に、ついにみこりんキャラによる初の蘇生魔法が発動した。

 ここに、レイズナーみこりんが誕生したのである。


2008.5.11(Sun)

メモリアル

 みこりんの背の高さが、今の半分くらいだった頃、こっそり石でお絵描きしてくれた痕。
 永らく我が家の足代わりとして役立ってくれて、ありがとう。

みこりんの落書き

うっすらと丸のようなものが描かれている


2008.5.14(Wed)

健康診断の日

 毎年恒例の会社で行われる健康診断だが、今年は記録用紙を当日その場でPCによって作成し、直に印刷して渡してくれる方法に変わっていた。医療用の汎用パッケージソフトなのか、個別に開発したものなのか、画面を見ただけでは判断できなかったが、例年、手作業で紙の束から探し出していたのに比べると、格段の進歩を遂げた感がある。過去の病歴等のデータも記録されていたので、紙の書類で保管していたデータを、すべてデータベース化したものと思われる。

 ただ、記録用紙とセットになってる問診票も当日渡しになったため、その場でチェックシートに書き込まねばならず、そこで渋滞が発生していた。一応、所属ごとに診断時間は決められているとはいうものの、毎年これを守らない人が結構いて、無駄に待ち時間が増える傾向にあったのだが、今年はこれに輪をかけてしまった感じ。問診票の記入処理をネットワーク対応にするだけで、かなりこの問題は解消されると思うので、今後に期待だ。

 ところで健康診断の項目に、今年からメタボ対策の腹囲測定が加わったことは知っていたが、測定方法は、普通にメジャーで腹回りをぐるっと測るだけだった。無意識のうちに、何かこう、もっとメカニカルな自動化されたシステムを想定してしまっていたので、ちょっとがっかり。でもまぁ、このメジャーで測定というのが、一番手っ取り早いのは理解できるんだけど。
 気になる測定結果だが…、結果欄に記入された数値を見る限り、余裕でパスだったらしい。そういや最近、作業服のズボンがやけにゆるゆるになったような感じがしていたのだけれど、まさかここまでスリムになってたとは自分でもびっくりである。特に何かダイエットをやったわけでもないのに。

 続いて体重と体脂肪の測定。これも結果を見て驚く。ここ数年、20を超えっぱなしだった体脂肪率が、18まで一気に減少。体重も、若かりし頃のベストな状態に戻っているではないか。………、な、なんだこれ。何か悪い病気とかで痩せたんじゃ…、などとつい悪い方向に考えがいってしまうほどの劇的な変化。

 腹囲と体脂肪、体重の結果に、どこか上の空で、引き続き聴力測定、X線撮影と進む。X線撮影の時には、採血用ラベルも配布されることになるのだが、これも今年からその場で記録用紙の2次元バーコードを読み取り、即、印刷という方式に進化していた。
 去年までは、山盛りに積まれたラベルから、一枚一枚間違わないように番号を合わせて手渡してくれてたのに比べると、ものすごい変化である。担当の看護師さんにも、どことなくリラックスした雰囲気が感じられた。

 そして視力検査。これは正直、どこまで落ちてるのか知るのが怖い項目だった。相変わらず眼精疲労はひどいままだし、液晶モニタの文字はだぶって見えるし、表示フォントも1回り大きくした。
 右目を通して見える、検査装置内部の記号。指示された番号のものは“ぼやーん”と輪郭がはっきりしない。ほとんど勘で答えてゆく。これでは視力検査ではなく、透視能力か予知能力の検査である。
 結果…、かろうじて去年の数値を維持したらしい。でも右目は、本当はもっと下がってるはず。今日はたまたま勘が当たっただけだ。
 視力は、体重みたいに急に回復したりはしない。この先、落ちてゆく一方というのは、なかなか悩ましい問題だ。今年も一度、眼科でちゃんと検査受けておこう。

 あとは血圧、心電図、採血、そして問診で終了。渋滞してたのは最初のうちだけで、あとは比較的さらさらと進んだのが、ちょっと謎。実際の道路で発生する謎の渋滞と同じように、いつのまにか直ってる。
 渋滞のメカニズム、たしか最近、話題になってた本があったような…。今度図書館で見つけたら、借りてみようかなと思った。

 *

 さて、学校でもやはりこの時期は、身体測定の季節。みこりんの結果は、身長が毎年コンスタントに6.5cmずつ伸びていることが数値として確認されたもよう。でも女の子だから、高学年の今年、来年あたりはさらにぐぐっと伸びてきそう。
 ちなみに、体重は「ひみつ〜」とのことだった。んー、女の子よのぅ。


2008.5.15(Thr)

VOCALOID

 動画投稿サイトといえば、日本だとニコニコ動画、世界だとYouTubeということになるのだろう。でも私が日常的に愛用しているのは、そこじゃない。
 “zoome”という日本のサイトが、私のお気に入りだ。なによりここは、画質がいい。ニコ動よりも高画質でアップ可能なため、こちらの方に高画質版を投稿している人も結構いらっしゃるっぽい。そして音質もいい。さほどメジャーではない(と思う)ので、負荷が軽いのもいい。

 というわけで、今夜はTripshots氏の手による『anger PV EDIT[Right re-mix ver]【VOCALOID3DPV】』を視聴してみたりなんかしている。もちろん、ヴォーカルは言わずもがなの、初音ミクだ。
 テクノサウンドと、オリジナルの動画がじつによくマッチしている。モーションとサウンドのタイミングが、ばっちり。まさに神の領域である。
 これはぜひとも愛用のウォークマンに転送しておかねば(音声しか転送できないけど)。

 ブラウザで再生させつつ、そいつをカセットテープからの録音に使ってるソフト“SoundEngine”でリアルタイムに音声データ(WAVE形式)で保存。前後の無音部をカットして、“LAME(にLIFEをかぶせて使用)”でMP3に変換すればOK。もともとデジタルデータになってるやつを、直に取り込んでないのはなんだかもったいないような気もするが、手持ちのソフトだけで手軽に音声データを作成するには、今のところこれが一番てっとり早い(ストリーミングキャプチャ用のソフトをインストールしたくないというのもある)。
 そんなことをやりつつ、他のミク系テクノサウンドもついでに録音してたら、背後にみこりんがいつのまにか立っていて、じぃっと見入っていた。

 VOCALOID“初音ミク”のことは、発売当事から、みこりんにも何度か話したことがあったので、これが何なのかはすぐにわかったらしい。みこりんは、素人の手による作曲に、強い興味を惹かれているようだ。しきりと「すごい」と言っている。自分ではこんな曲は作れないという意味で、すごいらしい。
 以前、エレクトーン発表会で、Y.M.Oの『ライディーン』を聴いたのが、たぶん、みこりんとテクノサウンドとの出会いだと思うのだが、みこりん的には、わりとこういう系統のサウンドは感性に合ってるのかもしれない。

 演奏だけなら、みこりんの使ってるエレクトーン“YAMAHA STAGEA ELS-01”で、このくらいの音色を出すことは可能だろう。でも、自分が演奏しなくてもいいところとか、なにより歌詞をつけて歌わせてしまえるところも気になってるようだ。
 みこりんにVOCLOIDを使わせてみると、どんなものが出来上がるのか、ちょっと興味がある。確かめてみるのも、いいかもしれない。


2008.5.16(Fri)

威嚇の声

 明け方、午前5時前後。近頃は、きまってこの時刻になると、目が覚めるようになってしまった。
 目覚めるとはいっても、意識が覚醒しただけで眠いのに変わりはなく、いつもそのまま二度寝の方向にもっていく。そうやって、今朝もうつらうつらしていると、突如、耳に届いてきたのが獣のあげる激しい威嚇の声だった。

 獣といっても、このへんに棲息している獣にはそうそう種類があるわけではないので、「あぁ、また野良猫が喧嘩でもしてるのかな…」と思ったきり、そのまま真の目覚めの時刻になるまで横になっていた。妙に獣の声が、近場で聞こえたのがちょっと気にはなったのだが…、この時には、まさかあれがにゃんちくんの声とは思いもせず。

 そして真の目覚めの時刻。階下へと降りてゆくと、みこりんがベッドの中で凝固しているのが見えた。この時初めて、あの激しい威嚇の声がにゃんちくんのものであることを知る。家の中で、にゃんちくんがあんな声を上げるということは…。
 以前の事例が、ふっと脳裏をよぎる。

 にゃんちくんが何に対して威嚇したのかは不明だが、リビングの窓の向こうに、何かがいたのは間違いあるまい。その窓の手前の床に、にゃんちくんが恐怖のあまり、ちびってしまった跡が残っていた。その後片付けをしながら、いったい窓の向こうに何がいたのかを想像してみる。
 猫が庭に入ってきたくらいで、ここまでにゃんちくんが怯えるものだろうか。しかもカーテンは閉じたままだ。窓の向こうの姿を見るには、カーテンの下に潜り込んでいかねばならない。にゃんちくんは、朝早くに、窓辺で何を察知したのか。…あるいは、何か異質な音を、にゃんちくんの鋭敏な耳が感じ取ったのかもしれない。猫の聴覚は、かなり優秀。ヒトには聞こえないような音でも、感知する。

 前回、猫に侵入された経路は塞いである。他にも抜け道ができてしまったのか、あるいは『完璧な防壁』を易々と突破してくる生物といえば…。
 アライグマ、か。こいつを間近で見たら、にゃんちくんが失禁してしまったとしても不思議ではない。

 すでに、にゃんちくんの怒りは収まっていたが、みこりんの凝固をほぐすために、庭を調査してみることにした。侵入してきたモノの痕跡でもあれば、どこからどうやって何が入ってきたかの推測もしやすくなるだろう。
 朝の爽やかな空気に触れつつ、ぐるりと庭をひとめぐり、

 『完璧な防壁』のネットの具合は…、一部垂れ下がってきている部分はあるが、猫が侵入できるほどの抜け道はなさそうに思える。前回侵入された箇所の押さえも万全だ。
 菜園の方に回ってみると、耕し終えて整地したその表面に、なにやら小さく土をひっかいたような跡を発見。足跡は見当たらなかったが、たしかにこれは何かがここにいたことを示す証拠である。
 もしそれが猫であるなら、すでにここはトイレと化していても不思議ではない。そっとその部分に手を触れ、慎重に内部を探る。

 結局、土の中には何もないことが判明した。ついでに匂いも確認してみたが、特に違和感なし。普通の湿った土の匂いしかしない。どうやらトイレに使われたわけではなさそうである。
 ほっと安堵したものの、再現性をチェックするため、表面をきれいに均しておいた。

 リビングで待っていたみこりんに、すでに庭には何もいないし、前回猫が入ってきた箇所も塞がったままであることを教えてやると、ようやくほっとしたような表情になった。
 ただ、菜園の状況からして何かが入ってきたことは間違いなさそうだったが、そのことはみこりんには内緒だ。闇雲に不安にさせることはない。早めにネットの垂れ下がってきている部分を修復して、万全を期すとしよう。


2008.5.17(Sat)

夏野菜の苗

 喝っ、と照り付けてくる容赦ない日差し。まるで夏のよう。ガレージに停めたクルマの中は、まさに灼熱地獄のようであったが、エアコン全開でしばらく走ると、ほどなく温度の方は落ち着いてくる。今度は逆に、噴出してくる冷風がうっとうしいくらいに。
 助手席に座ったみこりんが、吹き出し口のスリットをあれこれと調整しながら、快適な状況になるよう試行錯誤している。
 今日は、遅ればせながら、ホームセンターまで夏野菜の苗を買いに、お出かけなのであった。

 GW前には、すでに店頭を野菜苗がこれでもかといわんばかりに溢れており、早く確保しなければ、と思ってはいたものの、雨とか私がダウンしてたりとかで、今日まで延びてしまった。果たして苗は残っているのだろうか。一抹の不安が、ふっと心をよぎって行く。

 そして、いざ野菜苗売り場に到着してみると…

 「な、なんじゃぁ、こりゃぁ…」

 ひょぉぉぉ〜と、寂しげな風が吹き抜けて行かんばかりに、がらっがらになってしまった売り場に、愕然とする。
 お、遅すぎたんだ…

 キュウリは、在庫なし。トマトもひょろひょろのいかにも不健康そうな苗が数本あるだけ。ナスはかろうじて選択肢はあるように見えたが、どれもこれも茎がアクロバティックに曲がっており、健全とはいえない。ミニトマトも全滅。タカノツメは豊富に残っていたが、キムチでも作るのでなければ、こんなに苗はいらないし。
 そして肝心の小玉スイカの苗。みこりんがどうしても欲しがっていた赤色のは、枯死寸前の苗しか残ってはいなかった。この現状を受け入れるのに若干の時間が必要だったが、みこりんはやがて「黄色いのでもいい」と言ってくれた。小玉黄色のスイカ苗は、赤ほど悲惨な状況ではなかったが、それでもほとんど選択の余地なし。茎は途中で折れてるし、葉っぱも病気っぽいものが多い。その中から、一番まともそうなのを抜き出し、かごに入れる。

 あとは、ナスとトマトと、伏見甘長を、それぞれ1ポットずつ買い。ミニトマトが全滅というのは、かなり痛いが、これはあとで別のホームセンターなり、園芸専門店で探してくるしかあるまい。とりあえず、今日のところはこれにて撤収。

 買ってきた苗は、本当ならそのまま菜園に植えつけるべきなのだが、ここのところなんだかずっと風邪っぽい症状で体がだるいため、そのままリビングの床にダウン。明日のために、エネルギー充填中。


2008.5.18(Sun)

5月の庭

 毎年、この時期に開催される団地の春祭りのため、朝からみこりんはずっと出かけっぱなしである。子供会の行事やら、予約注文してあった食べ物の受け取り、移動動物園のモルモットやらウサギやらといった小動物との触れ合い等、いろいろとやることがあるらしい。

 昼ごろ、一度戻ってきて、ゲットしてきたみたらし団子やらお好み焼きやら串カツやら、駄菓子の詰め合わせをどっさりと置き、再び出かけていった。子供会で出店しているバザーの売り子の当番が、たしかこのあとにあったはず。今日も昨日に劣らずものすごい晴れ。みこりんに帽子を被っていくように言って、私は体を起こす。
 相変わらず喉が痛い上に、変な脂汗みたいなのが顔の表面にじっとりと湧き出し、気色悪いことこのうえない。

 外の空気でも吸えば、ちょっとは気分転換になるかと思って、昨日買ってきた野菜苗を菜園に植えつけることにした。
 といっても、全部で4株しかないので、作業そのものはあっというまに終了。ちなみに、菜園表面に異常はなかった。あれから何かが侵入してきた様子はないようだ。

 菜園の表面に、明るい黄緑色した豆のような芽を、そこかしこに発見。豆はここ数年育ててないので、たぶんこれは例によってこぼれ種から発芽したゴーヤだろうと思う。おそるべき生命力。今年もゴーヤだけは、自給自足できそうである。

 ぐるっと庭の表に回りこんで、草引き。ちょっと見ない間に、またものすごいありさまになってしまうところだった。この時期、植物たちの生長はすさまじいものがある。
 ニワゼキショウが満開。白や紫の小さな花々を咲かせていた。これはほとんど雑草化しているので、踏まずに通るのが難しい。
 そしてこれもまた、半ば雑草化しているイチゴだが、ついに赤い実をつけていた。その様子をちょいと観察してみれば、勘のよい虫たちに、はやくも齧られて穴だらけ。庭のイチゴ摘みを楽しみにしていたみこりんだったが、今回は少々出遅れた感あり。

 ドクダミが、アジュガの群生地を席巻しつつある光景に、しばし手を止め、見入ってしまう。もうじき、ここも白い花で覆いつくされてしまうことだろう。
 それもまた、よし。


2008.5.20(Tue)

 私が小学生だった頃は、頻繁に頭痛(偏頭痛)に苛まれていた。それに加えて胃腸も丈夫ではなかったので、町内にあった漢方専門の内科で処方された粉薬を、欠かさず飲まされていたものだ。
 薬が効いてるのかどうか、いまひとつはっきりとした実感はわかなかったが、なんとなく薬があると安心したような気がする。

 みこりんの場合、時々お腹が痛くなる症状が、小学校に入った頃からあった。激しい腹痛というのとも、ちょっと違う感じらしいのだけれど、特に朝方、その症状が出たりすると、なんとなくブルーな感じになって、気分もすぐれない様子。昨日今日と、腹痛に併せて微熱も少々あったので、学校を休んでいる。
 そこで、私も小さい頃には漢方薬と一緒によく飲んでいた薬を、薬局で買ってきてみた。“新ビオフェルミンS”、なにやら懐かしい。
 顆粒もあったが、みこりんはもう丸薬でも大丈夫になっているので、そっちにしてみた。試用段階のため、でっかいビンじゃなくて、小さい方で。

 みこりんには、私も子供の頃飲んでいた薬という話も聞かせてやった。しばらくこれで、様子を見てみようと思う。


2008.5.21(Wed)

PC故障

 みこりんが、自分用の液晶モニタを指差して、「“信号なし”って出てるよ、おとーさん」と言った。PC本体のLEDは、緑色に光っており、起動はしているっぽい。なのに、画面出力なし、か。ふむふむ。
 いったんリセットボタンを押してみる。ハードディスクへのアクセスを示す赤いLEDが、妙に長く点灯している。なんかおかしい。やがてその赤い光は消えたが、やはり画面には何も出ず。

 モニタを、LicのPCで使ってるやつに切り替えて、再起動を試みるも、何も画面には表示されない。念のため、みこりんの液晶モニタを、LicのPCにつないで起動してみると、こちらは正常に表示された。ということは…、PC本体の不具合っぽい。

 みこりんのPCを、その設置場所から引っ張り出して、ケースのカバーを開けていると、みこりんが驚いたように言った。「おとーさん、コンピュータに詳しいの!?」
 うーん、どうだろうね。一応うちのPCは全部自作品だけど、オーバークロックしてないし、いたってノーマルなものばかりだし、キワモノ的なパーツも使ってないし、エンジニアとしては普通じゃないかな。

 物置から、予備のグラフィックカードを取ってきて、交換。まずはこれで試してみたが、やはり画面には何も出ず。予備が壊れているとも思えないので、残りのパーツのどれかがダメになってしまったのだろう。
 ハードディスクが故障したなら、画面には何か表示されるはずだから、それはたぶんない。となると、CPUか、メモリか、マザーボードか。あるいは電源か。
 これのマザーボードは、最近交換したばかりだから、そっちが壊れた可能性はあまりないと思いたい。もし壊れちゃってたら、またしても SocketA のマザボを捜し求めて3千里だ。
 みこりんには、これは古い規格で作られてるから、部品がなかなか手に入らないし、新しいものに買い換えたら他の部品までごっそり交換しなくてはならないから大変なんだよ、なんてことを話して聞かせつつ。

 とりあえず、もっとも手っ取り早く試せる、メモリからチェックしてみることにする。これには512MBのメモリが2枚刺さってるので、勘で2番目のスロットの方を抜いてみた。
 電源投入。
 「あ!」みこりんが画面を指差している。おー、起動した。
 メモリが壊れたのか。一番安価なパーツで、ほっと安心。
 では、グラフィックカードを元に戻して、と。

 PCも本来の設置場所に戻し、起動。

 ……………

 「何も出ないね、おとーさん」

 まじか。再びPCを引っ張り出し、カバーを開け、戻したばかりのグラフィックカードを予備と交換。これで電源を入れると、正常に起動した。
 うーん、同時に2つのパーツが故障とは。なかなかやってくれるじゃないか。

 結局、主記憶512MBに半減、グラフィックカードは、GeForce 6600GTからGeForce FX5500にグレードダウンを余儀なくされてしまったわけだが、みこりんが実行しているライトなオンラインゲーム程度ならば、これでもあまり支障はないかもしれない。
 メモリはともかく、今から旧規格であるAGPのグラフィックカードを新調するのもなんとなくアレだし、当面、これで様子見とする。


2008.5.24(Sat)

夜明け

 ヴァナ・ディールの夜明け。現実世界の夜明けのシーンに勝るとも劣らない神々しい情景に、しばし祈りのポーズ。

ヴァナ・ディールの夜明け

 倉庫キャラを、宝くじ購入資格のレベル5まで上げるだけの予定が、なぜかソロのレベル上げにはまってしまって、赤魔道士レベル21に到達してしまったのが昨夜のこと。
 私がメインキャラで始めた当時も、やはり最初に選んだジョブは赤魔道士で、あの時にはレベル10以降はパーティを組んで戦うのが主流だった。だから、赤魔道士は回復補助という位置づけで、装備も一見して魔道士とわかるようなものばかりだったが、ソロで戦闘する場合は、どうしても白兵戦用の装備が必要になる。だから、今はぱっと見、魔道士に見えない。赤魔道士は、白魔導士(回復魔法主体)や黒魔道士(攻撃魔法主体)と違って剣が扱えるというのも大きいが、そのギャップが当時に比べて新鮮で、楽しい。

 ここ数日は、そうやってソロっていたのだが、サポートジョブなし、しかもミッションランク1という、どう見ても初心者なところが幸いしてか、親切な高レベルの人に、サポートジョブ取得のクエストを手伝っていただくことができた。
 こうなってくると、サポートジョブも付けたくなる。そんなわけで、今日は白魔道士のレベル上げ中。やはりソロだ。

 白魔道士は、剣は扱えないものの、鈍器を持たせたらなかなか手強い。でも装備が魔道士系なので、紙のような装甲なのがなんともかんとも。その代わり回復魔法が使えるため、減ったHPを随時回復しながらの戦闘となる。敵の攻撃タイミングによっては、魔法詠唱中断になってしまうので、そのあたりの見極めが結構重要。
 とはいえ、赤魔道士ほどにはソロが得意ではないジョブだから、やや苦戦中。


2008.5.25(Sun)

妖精

 夢の中で、私は、みこりんが妖精になる瞬間に立ち会っていた。あぁ、とうとう妖精になったんだね。おめでとう、おめでとう。ぱちぱちぱちぱちと拍手する、みこりんの周囲を取り巻く友人達…
 というあたりで、ふっと目が覚め、急いで階段を降り、リビングへ。

 ポケモンのアニメを見ていたみこりんに、夢のことを話すと、「それは正夢」と言われた。
 今朝方、まさしくみこりん達は、ゲーム世界“野菜村”の中で、みこりんキャラが妖精になる瞬間を祝う“妖精式”を執り行ったのだという。
 “野菜村”では、レベル500に到達すると“妖精”となり、その瞬間を友人達で祝うことを“妖精式”と呼び、これは結構、重要なイベントなのだ。
 昨晩みこりんは、キャラの獲得経験値を、レベル500まであと0.01%という寸止め状態にすることに成功していた。レベルが高くなればなるほどレベルアップに必要な経験値が爆発的に増加するのは、RPGでは一般的だろう。野菜村もその例外ではなく、0.1%上げるだけでも、けっこう大変だったりするらしい。だから、妖精式に臨むにあたって、できるかぎり残りの必要経験値を少なくしておくことは、大切だった。

 こうして無事に妖精となったみこりんキャラは、すでにその証であるドラゴンに騎乗していた。みこりんが選んだのは、黒竜。じつに渋い。
 レベル上限が開放されて、今では最高レベルではなくなった500だが、重要な一区切りには違いない。ただ、ここから先も、レベル上限まで目指し、さらにその上の各種称号を取得するクエストなど、まだまだいろいろとやることはあるようだ。
 とはいえ、オンラインRPGの魅力は、明確なゲームとしての“終わり”がないことともいえる。膨大な出来ることの中から、自分でやりたい事を見つけ、日がな一日過ごすのもいい。
 釣りでも、友人とのチャットでも、変身でも、etc...
 とりあえず、みこりんは攻撃系クエストの難関に挑戦することにしたらしい。またアイテムを数百個集める系のようだ。じつに根気強いみこりんであった。


2008.5.26(Mon)

噂話

 GWあたりから、ずーっと続いている風邪のような症状は、ちょっとよくなったり、さらに酷くなったりを繰り返しつつ、継続中。今朝は、あまりに喉が痛くて全身がだるかったため、急遽、一日休暇とした。
 いくらなんでも、これはちょっと長引きすぎだろうというわけで、かかりつけの病院に出かけたのが午後3時過ぎ。この時間帯なら、結構空いてるんじゃないかと思ったが甘かった。午後からの診療開始時間よりも前には待合室に入ったというのに、すでにほぼ満室状態だった。
 これはかなり予想外。

 それでも土曜の午前中ほどの待ち時間とはならず、そこそこで名前を呼ばれたので、診察室へと入る。
 先生に症状の説明をして、薬の調整をしてもらうことになった。私の場合、もとから風邪をひきやすい体質のため、それを改善する漢方薬が処方されていたのだけれど、先月からこれを肩凝り緩和系のものに変更したのが原因かもしれないということだった。漢方薬を元に戻し、さらに念のため、抗生物質入りの風邪薬も付けてもらったので、早晩、この症状は治まることだろう。
 これで一安心、となればよいのだが。

 *

 帰宅すると、すでにみこりんが学校から戻ってきていた。今夜は音楽教室があるので、早めに夕食。
 ひとときの会話の中で、なかなか興味深いことをみこりんが話してくれたので書いておこうと思う。
 今週末、みこりん達、五年生は、野外学習と呼ばれる1泊2日のお泊り学習がある。少年自然の家とか、林間学校とか、いわゆるそういう系のイベントである。
 泊まる部屋は、全部で4つあるらしいのだけれど、そのうちの1つに……、出るらしいのだ。

 子供達の話では、校長先生の霊だといわれているそうな。ちゃんとしたスーツにネクタイ姿だから、というのがその理由らしい。
 みこりんによれば、同じ市内の別の小学校では、幽霊が出るというので、野外学習そのものが中止になったという話もあるそうなのだが、“学校の怪談”系な噂話なので、どこまでが真実で、どこまでがただの噂なのかは、よくわからない。

 みこりんは怪談系の本を読むのは大好きだが、実際に体験するのはめちゃくちゃ苦手らしく、割り当てられた部屋が、問題のその部屋ではなかったことを、心底ほっとしたように語ってくれた。私的には、部屋が違っても、出る場所に行くこと自体すでに十分怖そうに思えるのだが、部屋が違うというのは、子供心に、とてもとても重要なことらしい。

 まぁ、幽霊なんかよりも、他に楽しい事が満載なので、大丈夫なのだろうと思う。
 ところで今回、みこりんは荷物をLicのリュックで持っていく予定だったのだが、他のお友達がみんな、スポーツバックにするというので、心配していた。
 みこりんは、いわゆるちゃんとしたスポーツバックは持っていない。来年、修学旅行でも使うことだし、買うのが今年か来年かの違いしかないので、今夜、音楽教室の帰りに買っていくことにした。

 修学旅行シーズンということもあり、店内には専用のコーナーが設けられていて、手ごろなサイズのスポーツバッグがよりどりみどり。実際手にとって確認してみたが、今時のスポーツバックは、ものすごく軽いことに驚く。55cmサイズのものでも、なんというか、風船のようなふわふわした軽さがあった。私が少年時代に使ってたやつなんか、空の状態でも、すでにずしっと重かったのに…。材料技術の進歩、おそるべし。
 いろいろ迷った結果、みこりんはパステルブルーの55cmサイズのものに決めた。小さい頃からみこりんは、赤系よりは青系を好んだ。その傾向は今でも健在のようだ。
 それにしても、みこりんの今の身長134cmに、55cmのスポーツバッグというのは、かなり大きく感じられる。肩から下げると、スポーツバッグが歩いてるような感じにすら見える。でもそれもわずかな間で、普通に持ち歩くようになるのだろうな、なんて思うと、ちょっとしみじみ…


2008.5.28(Wed)

記憶媒体

 昨日から、勤務時間中は愛用のウォークマン(NW-S716F)が大活躍である。
 背後に布陣している部署が、相も変わらずやかましいのは継続中だが、どうやら最近、大きなチョンボをやらかしたらしく、その電話対応でひっきりなしにうるさい声を上げているのが、約2名ほど。
 自分の声が周りの迷惑になってるんじゃないか、とか、そういったことは微塵も考えていないらしい。むしろ、でかい声を出して、いかにも自分が仕事してます的な、鼻息ごうごう状態である。

 そんなわけで、私も遠慮なく朝イチからノイズキャンセリング機能最大で、ヘッドフォンを耳に挿し込み、背後の騒音を思考から排除することにしている。もちろん、音楽を流していないと完全に騒音を遮断できないため、こいつ本来の機能である音楽再生もぶっ通しだ。
 一日平均9時間ほど連続再生を二日続けて、ようやくバッテリーの残量が1/3ほどになってきた。だいたいカタログ数値どおり、24時間程度は連続再生可能らしい。この分なら、明日も大丈夫そうだが、念のため帰宅後、USB接続でフル充電。

 メモリ容量4GBほどを、まだほんのちょっとしか使ってない状態だが、128kbpsでエンコードしてあるMP3ファイルなので、曲数はそれなりにある。インテリジェントシャッフルにしてあるため、全曲再生に何時間かかるのか正確に把握できてはいないのだけれど、一日に同じ曲をだぶって聴いたことがないような気がするので、もしかすると10時間分くらいは入っているのかもしれない。
 カセットテープ時代のウォークマンを使っていた私のような世代の感覚からすると、これは恐るべきことなのだが(最大でも180分くらいしか無理だった)、たぶん今時の若者はこれが普通になっているのだろう。というか、こうなってくると録音メディアというものの概念自体が、特殊なコレクターズアイテム用途を除いて、消え去るのも時間の問題かもしれない。
 ネットワークによって超大容量な自宅あるいはどこかのサーバから、常時ダウンロード、再生可、とかになってくるのが普通になったら、そもそもメディアは不要だし、もはや記憶容量なんて考える必要すらないかもしれない。

 1TBのハードディスクが、去年の500GB程度の価格で買える今日この頃、来年はきっとこの倍くらいになってることは想像に難くない。いよいよDVD-Rとハードディスクの記憶容量当たり単価が逆転するのかも…
 そうなったら、我が家のサーバ環境も一新するいい機会だ。などと妄想している時が、とても楽しい。

 ちなみに、現在のDVD-Rとハードディスクの記憶容量単価の現状はというと…

  • DVD-R(太陽誘電製 1枚あたり4.2GBで計算)11.9円/GB
  • ハードディスク(500GB Hitachi製 特価品)16.0円/GB

 うまい具合に特価品のハードディスクをゲットできれば、現状でも結構いい勝負になってきたかも。しかもDVD-Rは、1枚の記憶容量最大まで使い切るのが難しく、どうしても空き容量を残したままになってるのを考慮すると、すでに逆転してたりは…(2層式を併用している現状を直視するなら、完全に逆転してる、きっと…)。むむむ。


2008.5.29(Thr)

“魔光草”

 例の霊が出るという部屋の、隣が自分達の泊まる部屋だということが判明して、ちょっと焦っていたみこりんだったが、火曜日のうちに必要な荷物はすべて買ったばかりのスポーツバックに詰め終え(生ものを除く)、準備万端整っていた。
 今朝は、Licが昼食用のおにぎりをにぎってやっているのだろう。階下では、なにやらにぎやかな声が聞こえてくる。
 やがて、玄関の開く音がして、一気に家の中が静寂に包まれる。
 あぁ、静かだ…

 私はといえば、布団から起き上がれずにいた。喉が痛む。全身がだるい。頭が重い。病院でもらってきた風邪薬は、しばらく順調に効いていたのだが、昨日の午後あたりから激しい偏頭痛に苛まれ始め、頭痛薬も効果なく、疲労の限界に来たものと思われる。

 何に疲れているかといえば、やはりアレしか考えられない。職場の背後の部署の、うるさい連中。音楽で紛らしているとはいっても、切れ切れに届いてくる甲高いしゃべり方が、ことごとく苛々させる。こちらは精神集中で前任者の残していった巨大なソースコードの全貌把握に努めているのに…、イライライライライラ。

 いかん、負のエネルギーが蓄積しすぎると、やばい。

 会社に休む旨、電話をいれ、午前中はおとなしく寝て過ごす。
 午後、少しラクになったような気がしたので、起き上がり、リビングへ。すると、にゃんちくんが待ってましたとばかりに、足元にじゃれついてきて、しばし癒される。猫の柔らかな毛並みを、足先で撫で撫でしてやると、背中を床につけてくるんくるんと回るのが、じつに愛らしい。猫は、人の心を読むことが出来るのだろうか、と、そんなことを考えてしまう。

 朝方、激しい雨が降っていたが、今は薄曇。みこりんは、もう宿舎に到着した頃だろうか、などと思いつつ、PCを起動し、ヴァナ・ディールの世界をしばらく散策。こちらの世界は、素晴らしい晴れ。キャラを入れ替え、賑わう街中のシャウトなぞ聞きつつ、競売で珍しいものはないかなといろいろ物色。
 調度品の中に、“魔光草”というものを見つける。あぁ、そういえば、そのような品が先日のバージョンアップで追加されたんだっけなと思い出す。たしか彫金スキルと、かなり高い錬金術スキルで合成できる品のはず。私のキャラは錬金術メインだが、暇に任せて彫金スキルも上げてあるので、ぎりぎり作ることの出来る品。
 ふむふむ。以前作った“クリスタルフラワー”は、発光しなかったけれど、こちらはきちんと発光するようだし、ひとつ作ってみるかなと思い立つ。でも肝心の材料の一部、“オロボンのランプ”が売り切れだった。

 “魔光草”が実装される前までは、ほとんど使い道のなかった捨てアイテム“オロボンのランプ”。競売でも1000ギルとか、そんな捨て値で稀に出てくることはあったが、いまやこれが3万ギルにも高騰していた。うーん、家具(調度品)に凝る人は、とことん凝るらしいから、品薄なのも手伝って値上がりしたのだろう。そもそもこれを落とす巨大なチョウチンアンコウは、ソロで倒すにはちょっと苦労するほどの強さだし、100%ドロップなわけでもないし。
 週末、オロボン狩りでもしてみるかな。久々に釣竿持って。


2008.5.30(Fri)

五平餅

 一泊二日の野外学習から無事戻ってきたみこりんに、さっそく、例の霊が出るという部屋がどうだったか聞いてみたところ、「特に何も変なところはなかった」ということのようだ。ただ、朝になると、誰も開けてないのにカーテンが開いていたらしい。たぶん先生が開けたのではないか、ということになってるらしいのだが、きっと来年はこれにいろいろ尾鰭がくっついて、子供達の噂話となり、受け継がれてゆくのだろう。

 それはそれとして、夕食の手伝いをみこりんがやっていたので、何を作っているのかと問うてみると、五平餅を作っているのだと言った。五平餅といえば、野外学習の昼食として自作することになっていたメニュー。どうやら、その時に、男の子ばかりがじっくり時間をかけて焼いていたので、女の子達の分が、しっかり焼けずに生焼けで、それがみこりんの心残りとなっていたらしい。
 というわけで、今夜のご飯は、五平餅と、ナスの味噌炒め。

 私にも五平餅の元となる、ほかほかのお米をラップで包んだものが手渡されたので、にぎにぎと手でつぶし、五平餅の形に整えた。ふむふむ、こうやって作るのね。
 そうやって平らに伸ばした米に、太い串を刺し、コンロの上に焼き網を乗せて、じっくりと焼く。じわじわと狐色の焦げが現れてきて、香ばしい、じつにおいしそうな匂いが漂い始めた。

 ひとしきり焼いたところで味噌ダレをつけて、さらに焼き。
 焼き過ぎないように気をつけながら、いい具合のところで火を止め、完成。

 今宵の五平餅は、みこりんも満足の出来だったようだ。

“魔光草”を作ってみた

 夕食後、ヴァナ・ディールの世界に接続。
 競売をチェックしてみると、“オロボンのランプ”が2つ、出品されているのを発見。落札履歴から推測するに、たぶんこれも1本3万ギルで出品されているのだろう。自分用には1本あれば十分だったが、万が一、合成に失敗した時の事を考え、2本とも落札しておく。
 残りの材料はすでに揃っているので、さっそくメインキャラにチェンジして、材料一式かばんに詰め込み、彫金ギルドへ。

 “魔光草”の必要合成スキルは、錬金術が80、これに合わせて彫金スキルも必要とされていたが、そのスキルがどのくらいあればよいのかは正確な検証データがないらしい。ただ、だいたい60くらいあれば大丈夫っぽいことはいろいろなサイトに書いてあったので、たぶん上限そのくらいは必要なのだろう。
 錬金術スキルは問題なかったが、彫金スキルが私の場合58だったので、念のため、彫金ギルドで上位サポート付けてもらって一時的にスキルをちょっとだけ上げ、万全を期すことにしたのだった。

 銘入りクリスタルを使用し、合成開始。
 “クリスタルフラワー”の時より、原価は安い(約5万ギルだが、オロボンのランプを自力調達すれば、原価約2万ちょい)とはいうものの、やはりこの合成のエフェクトが出ている間というのは、なかなか緊張する瞬間だ。いくら必要スキルを満たしていたとしても、確率的に100%の成功が保証されているわけではないから、失敗する時には派手に失敗する。そんでもって、素材をロストしたりなんかすると、どっと脱力だ。

 割れませんように……

“魔光草”の合成中

 しゅごごごご〜…、ぼんっ!
 無事、完成。
 うむうむ。
 余った素材を使って、もういっちょ。
 こちらも完成。都合、2個の“魔光草”を作ることが出来た。

 さっそく部屋に飾ってみる。
 む!?発光しないな。と、思ったら、発光する時間帯が決まってるようで、ちゃんとその時間になったらぽうっと黄色く光り始め、さらさらと光の粒が流れ落ちてくる。
 う、うつくし…

完成した“魔光草”

“魔光草”と“クリスタルフラワー”を並べてみた

 余った1個は、競売に出しておいた。落札履歴によれば、1個、10万ギル程度で売れているようだ。原価5万なので、そこそこいい商売になる計算だが、売れ行きの方は、1ヶ月に5個とかそんなものなので、あまり期待しないほうがいいみたい。
 ま、趣味の調度品なので、このくらいが丁度いいのかも。


2008.5.31(Sat)

クレアチニン

 雨の土曜日。喉が痛いのはだいぶましになったが、相変わらず全身がだるい。というわけで、昨日、会社の方に届いていた先日の健康診断の結果を、ネットで調べてみることにする。
 数値的に悪化していたのは、悪玉コレステロールと、総コレステロール。そして、今年度から新規に検査項目に挙がった腎機能を計るクレアチニンという物質の量だった。

 コレステロールの方は、だいたいどんなものか理解しているのだが、腎機能の方のクレアチニンというのが何が何やらわからない。レッドゾーンと標準値との、境界にあるというのは数値的に示されているので明らかだったが、これがどの程度まずいことなのかを知らねばなるまい。

 シンプルに物質名のみで検索して出てきた、トップの解説を読んでみる。

 ふむふむ…………

 この数値が正常値を超える場合というのは、すでに腎機能の50%を損なっている状態らしい。そして、状況は悪化することはあっても、腎機能が回復することはないとも書いてある。…あー、そういえば過去に、にゃんちくんの腎機能低下の診断をしてもらった獣医さんも、当時そんなことを語ってくれたような。ヒトも、ネコと一緒なのだなぁ、などと妙なところに感心しつつ。
 ここまでになっているということは、おそらく数年前から悪化しつつあったのだろう。たまたま今年度から、この項目を検査することになったので発覚したと、そういうことか。

 コレステロールの方は、すでにレッドゾーンに突入していて詳細検査が指示されていたが、私的には境界値にある腎機能低下の方がなんとなくより深刻なような気がする。いずれにしても、病院に行かねばなるまい。
 もしかすると、ここのところ数ヶ月にわたって続いている全身の倦怠感というやつの元凶は、腎機能低下に関連があるのかも…

オロボン釣り

 ヴァナ・ディールの世界にて、昨日作った“魔光草”の材料の1つ、“オロボンのランプ”を、競売買いしたのが少々気になっていたので、今日は自ら釣り上げるべく、船に乗ってみている。
 じつは金曜の夜、一度、オロボン釣りに挑戦してみたのだけれど、竿を船の売店で買った安物にしてしまったためか、何か大物がかかってあっさり折られてしまい釣り上げられなかったのだ。そこで、今日は万全を期して、秘蔵の“太公望の釣竿”を持ち出してきている。釣りスキルは、わずか20の私だが、さすがにこの竿が、そう易々と折られることはあるまい。

 餌は、雑魚がかからないように疑似餌のミノーを選択。
 アルザビ〜マウラ間の汽船にて、いざ挑戦。

 頻繁にアタリは来る。だが、私の釣りスキルが低すぎるせいか、ほとんどの魚と思しきものは、その体力の8割程を削ったところで時間切れ。
 唯一、釣り上げることに成功した魚は、ノーブルレディ一匹のみ。だがしかし、今日は、外道扱いであるオロボンを釣りに来ているので、これはこれでいいのだ。気にしてはいけない。

 結果から言うと、1回の航海で、だいたい1匹のオロボンが釣れた。
 この航路で釣れるオロボンには、じつは3種類いて、うち、2種類はソロでは撃破不能な強さをもったやつらしい。幸いにして、今回その2種類にはあたらなかったので幸いであった。
 普通のオロボンは、レベル75でも倒すと経験値が貰える敵だったが、強さ的には“楽な相手”だった。ただ1つ、港に入港するまでの間に倒さねばならないという条件はあるのだが、水の生物ゆえに、雷系の精霊魔法が、いいダメージを出してくれるので、瞬発力に難のある赤魔道士でもさほど苦労せず倒すことが出来た。

 3匹のオロボンを倒し、ゲットした“オロボンのランプ”は2本。どうやら、倒すまでに触覚をへし折らねば、これをドロップしないらしい。でも、どうやったら触覚が折れるのか、その条件はわからず。
 ともかく、昨日買った分は、これで相殺できるので、無問題。
 がしかし、こんな時に限って、なぜか競売の出品数が6とかに、いきなり増えている罠。当分、かばんの奥にしまっておかねばならないようだ。


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