2006.3.1(Wed)

会議

 帰宅すると、みこりんがなにやら不満そうである。留守番がどうとかこうとか言っていたが、何のことかよくわからず。

 晩御飯中も、いつになくみこりんがおとなしい。しかもなんだか顔が赤くなってるような?熱でもあるんじゃないかと額に触れてみると、私の手よりもあったかいようだ。でも私の手は、自分でもわかるくらい冷えているので、あまりアテにはならない。代わりにLicがみこりんチェック。んー?微妙なところらしい。
 晩御飯終了。

 Licがどこかに出かけるようだ。今夜って、なにかあったっけ?という私に、「これこれ」とLicが指差したのは、冷蔵庫に貼ってあるホワイトボード。おもに予定表として使っているのだが、たしかにそこには今夜のイベントが簡潔に書かれてあった。
 私もそこに何か書いてあるのは知っていたのだが、その意味するところを別のイベントと勘違いしていたようで、重視していなかったのだった。

 今夜開催されるのはPTA役員の会合である。ここでようやく、何故みこりんが不満そうだったのかが理解できた。みこりんは大の“会議好き”なのである。自治会の会議にしろ、PTAの会議にしろ、子供会のミーティングにしろ、“会議”っぽいものにはなんにでも参加したがった。
 今夜も私の帰宅がいつもどおり午後8時過ぎとかであれば、みこりんはLicと一緒に会議に出かけられたのだが、私が予想外に早めに帰宅してしまったため、家で私と一緒に留守番させられると考えていたようだ。それで、あんなに顔を赤くして不満を表明していたといういことらしい。なるほど。

 そんなことはすっかりお見通しだったLicは、みこりんに一言、「一緒に来てもいいよ」と告げる。とたんに「やったー!」と軽快な動きになるみこりん。じつにわかりやすい。
 こうやってわかりやすい反応を示してくれるのも、今のうちだけなんだろうか。なんて思ったら、ちょっとしんみり。


2006.3.2(Thr)

洩れたのは

 「03式中距離地対空誘導弾システム」(中SAM)に関連する秘密情報が洩れた事件があったが、どこから洩れたかがわかったようだ。

 三菱電機
  ↓
 三菱総研
  ↓
 下請けソフト会社
 (この中に朝鮮総連系の会社があった
  ↓
 在日朝鮮人科学技術協会
  ↓
 北朝鮮(?)

 実際に情報漏洩が起きたのは今から10年近く昔の話だが、その当時似たような情報漏洩事件があったような…。あの“オウム心理教”に防衛庁やら自衛隊のコンピュータシステムに関する情報が洩れた事件。あれもたしか、下請け、孫請けのソフト会社の中にオウム真理教系のがあって、そこから洩れたんだった。当時は結構報道されていたが、同じような構図でもっと重要な情報がもっとヤバイところに洩れていようとは。

 まだまだぬるま湯な日本の国防意識。でもさすがに昨今のように情報洩れ洩れな状況では、何か対処しようとする、かもしれない。下請け、孫請け等の身辺調査をきっちりするとか。そうすると、また宗教弾圧だとか朝鮮人差別だとか言い出すマスコミとか自称知識人とかが出てくるんだろうか。じつに気が重い。
 自衛隊員がWinnyで洩らすのは…、厳罰に処す(実刑)ようにしないと、“自分は大丈夫”と思う能天気な輩に危機感が伝わらないような気もする。とにもかくにも、スパイ防止法をきっちり制定するのが先。それと同時に現在開発を凍結させているWinnyを、アップデートできるようにしてやること。これ大事。じゃないと、今後もっともっと重要な情報が洩れそうな予感…。


2006.3.3(Fri)

『深海生物ファイル−あなたの知らない暗黒世界の住人たち』

 とある本屋さん発行のメールマガジンにて、なかなかよさげな本が紹介されていた。

 『深海生物ファイル―あなたの知らない暗黒世界の住人たち
  著 北村雄一 ネコパブリッシング(1699円)

 ダークサイドの住人か…、ちょっと見てみたいような怖いもの見たさな好奇心を、ぐさぐさと刺激してくれる。たぶんこれは幼少時に見た図鑑の中の、グロテスクな深海魚達のイメージが、いまでも心の奥底でしっかりと息づいている証拠なのだろう。
 目が懐中電灯みたいに筒型になってる魚とか、体の半分以上口!みたいな異様に口のでかい魚とか、エイリアンを彷彿とさせるぬるぬる感をもった魚とか、etc...

 深海探査技術の向上した現在においては、さらに奇怪な生物も多数発見されていることだろう。まさに“深海、それは未知なるフロンティア”である。
 買おう、この本を。

 じつは今月『神戸在住 8巻』と『さくらの境 2巻』が発売になるのだが、この2冊合わせてもAmazonで送料無料になる1500円を越えないため、何かと抱き合わせにしなくてはなぁと悩んでいたところだったのだ。
 ところで、メールマガジンの発行元の本屋さんで買わずに、Amazonで買うというのは人の道に外れ………、なかなか悩ましい問題である。


2006.3.4(Sat)

裏技

 みこりんが遊びに行っている間に、『どうぶつの森』で貝殻拾いでもしようかとDSを起動してみて驚いた。
 な、なんじゃぁこりゃぁ!

 美しかった『どうぶつの森』が、いつのまにか雑草まみれのおぞましい姿に変貌していたのだ。ぷつぷつぷつぷつと、雑草が生え広がっている様は、じつに気色悪い。このまま電源を切って見なかったことにしようかと一瞬思ったが、雑草を放置していたのでは森の崩壊は必至。なんとかせねばなるまい。
 花々の咲き乱れる美しい森を取り戻すため、1本1本、雑草を抜きにかかる。

 それにしても何故だ。昨日の夜は、こんなふうになってはいなかったはず。短時間のうちに、ここまで雑草まみれにするには……。
 日付設定が変更されたとしか思えない。以前、間違った日付を元に戻そうと1年進めた結果、今回と同じように一瞬で雑草まみれになってしまったことがある。
 みこりん、か。現在の日付はあっているようだが、午前中、何かやらかしたのかもしれない。

 ひたすら雑草抜きマシーンと化していると、やがてみこりん帰宅。
 「みこりん、DSの日付、なんかした?」と聞いてみる。やや口篭もった感じに、みこりんが答えはじめた。それによれば、日付を故意に前後させると、一日に取得できる以上のお金が稼げる方法があるとのことで、それを試してみたのだという。なるほど、あれか。『どうぶつの森』では、木や岩からお金が出てくることがあるのだが、それは一日にいくらまでと決まっている。そこで日付を故意にいじると、何度でもそれを繰り返すことができるというわけだ。

 ゲーム機本体の設定をいじって、本来できないことを可能にする行為というのは、好奇心旺盛な子供にとっては魅力的な技に映ることだろう。私にも覚えがある。中学生の頃、ゲーム機ではなかったが、パソコン用ゲームのプログラム本体を書き換えて、自機数を増やしてほぼ無敵状態にしてみたり、敵のグラフィックを自分で考えたデザインのものに変更したり。あるいは、クラスメートから携帯用ゲーム機を授業中でも遊べるようにしてくれと言われ、本体を分解し、内蔵ブザーに接続されたケーブルを切断してみたり、とか。

 誰か他の人に迷惑かけてるわけじゃないから、いいじゃん。と考えることも出来るが、子供の頃からそういう“裏技”を何の疑問もなく肯定してしまうというのは、オトナになった私が考えるに、なんだかすっきりしないところがあるのも事実だ。なんとなくお天道様に顔向けできないというか、世間の裏路地を肩落として歩くような、なーんかいやな雰囲気が…。たぶん、物事の裏をかいて本来できないことをやってしまうという行為に、法律の隙間を縫ってずるいことに手を染める、みたいな感覚と似通ったものを感じるからかもしれない。そういう裏技に慣れてしまうと、だんだんそのしきい値が下がってきて、いつのまにか本当の悪事に手を染めてもなんとも感じなくなってしまうかもわからない。

 まぁ、程度の問題だなという気はするのだけれど。この“程度”っていうのが、人によっていろいろあるので、悩ましい問題になったりするんだろうなぁ…。
 みこりんにどうやってこの感覚を伝えようかと、考えることしきり。とりあえず、残りの雑草抜きをやってもらおうか。まずはそれからだ。


2006.3.5(Sun)

『のび太の恐竜2006』

 じつはみこりんが隠れドラえもんファンだとわかったのが、先月のこと。うちにあるドラえもん関係の品は、誰かからもらったリビングの壁掛け時計くらいなもので、コミック等はない。TVもほとんど見ていなかったと記憶している。では、どこでみこりんがドラえもんと接触したかといえば、学校が終わったあとの学童保育の場であった。

 そこですっかりドラえもんにはまってしまったらしいみこりんは、昨日から公開が始まった映画『のび太の恐竜2006』を、とても見たがっていた。あんまり熱心に言うものだから、それじゃ今日行ってみようかということで、最寄の映画館まで出撃。午後の上映に間に合うように、50分ほど早く家を出た、のだが…

 いつ行ってもがらがらな記憶しかない映画館だったが、今日はいつになく人で溢れていた。しかも子供連れが多い。なんとなくイヤな予感を感じながら、ホールに入ってみたところ、「午後のドラえもん、満席です!」と叫んでいるスタッフの人が(この劇場は、全席指定なのだ)。
 うは、やられた。ドラえもん人気おそるべし。

 夕方5時からの分はまだ席が空いてるそうだが、それにした場合、終わるの何時?と考えると、ちょっと躊躇いがある。明日は普通に学校があるので、あまり遅くなってもいけないし…。
 みこりんに「来週にしようか?」と聞いてみたところ、あっさり「うん」と言われたので、驚く。いつものみこりんなら、ここまできて来週っていうのは、かなり不満を言いそうな気がしたのだが。連れて行ってもらえることが確定している“安心感”があるせいだろうか。
 みこりんも、春から小学3年生だものなぁ…

 みこりんがちょびっとお姉さんになったような気もしつつ、帰宅。外で一緒にコマ回しに興じたあと、みこりんお出かけ。近頃はこうしてお友達と遊んでる時間の方が長いかもしれない。
 コブシの蕾が、だいぶ大きくなってきた。もうじき春、本番。


2006.3.6(Mon)

春一番

 雨の月曜日。みこりんに揺り起こされて、起床。時計の針は、午前8時を回ろうとしていた。
 眠気の残るぼーっとした状態で、それでも超高速に朝食を作り、食べ、みこりんを学校へと送り、そのまま出社。…眠い。眠すぎる。

 桃の精が出るにはまだ時期が早いような気もするが、関東では春一番が吹いたとか。それでも昨年より11日も遅いのか。…ところで、この記事の写真。真ん中に写ってる女性のスカート、風でめくれてない?まるで狙いすましたかのようなタイミングと構図。こういうのはアリなのかな。


2006.3.7(Tue)

はやぶさ!

 はやぶさは生きていた

 本日午後7時からの記者会見

 おぉぉぉ!なんだかものすごい惨状っぽいけれど、生存確認ができて何よりだ。
 なんというか、んん、感動した。

 地球からの距離は3億3000万km

松浦晋也のL/D 2006.03.07の記事より

 途方もない距離…。でもなんだか近しい気分。


2006.3.8(Wed)

無制限オンラインストレージ機能

 “Google、無制限オンラインストレージ機能を開発

 Gdriveを知ると称するさまざまなGoogle観測筋によると、このプロジェクトは一種の無制限ストレージアカウントと言われてきた。

ITmedia 2006.3.7 の記事より

 不確かな情報だが、おそらくこれも無料で展開するのかもしれない。
 有料で容量制限ありのオンラインストレージなら、今でもあるけれど、無料で、かつ無制限なストレージとなると、かなりインパクトありそうな。

 たとえば我が家の場合だと、重要なファイル(みこりんの写真とか動画とか)は複数のハードディスクに格納して、いつおきるかわからないディスククラッシュに備えているのだけれど、もしも地震とか、火事とか、津波とか、戦争(!)とかの災害にあってしまった場合、家もろとも複数のハードディスクはクラッシュするだろうから、バックアップをしていたとしても意味が無い。
 そういう時に、オンラインストレージだ。地理的に離れているので、どちらかが致命的に破壊されたとしても、もう片方は、たぶん生き残るだろう(地球規模の天災は想定外)。だが現在のオンラインストレージでは、容量的あるいは金額的に無理があるので使えなかった。しかしこれが無料かつ無制限となると、話は違ってくる。

 十分な帯域が保証されるならば、ただのバックアップ領域としてではなく、ネットワークドライブとして汎用的に使えるかもしれない。そしてアクセス権の自由な設定(公開、非公開、限定的に公開 etc...)ができたりなんかしたら、いろいろとあやしいことに使えそうな予感。なにしろ容量に制限がないんだから、これまで格納することのできなかったようなものまで保存し始めるかもしれない。たとえばそれにどんなものがあるかといえば…、本、写真、動画、録音、、、あらゆるもののデジタルデータだ。
 妄想を膨らませると、脳のコピーとか。緻密な生体シミュレーションとか。『順列都市』みたいな仮想世界が現実のものに(マシンパワーの増強も必要だけど)。

 しかし、そんな容量無制限なストレージ空間、どうやって実現する気なんだろう。そこにとても【興味があります】。


2006.3.9(Thr)

青い飲み物

 というわけで、“FINAL FANTASY XII ポーション”を買ってみた。ユンケルとかリポDとかが並んでいる栄養ドリンクのコーナーで、ひときわ目立つ青いビン。でも事前にLicに教えてもらってなかったら、普通にジュースのコーナーをさまよう事になっていたかもしれない。

 家に持ち帰り、開封。匂いを確かめてみる。
 んー、得体の知れないハーブの香り。と、少々薬品臭のようなものもあり。

 ビンは青く着色されているが、じつは中身も青いらしい。どんな色なのか確認するため、透明なガラスのコップに注いでみた。
 ふむふむ。たしかに青いな。南洋の海のような青さだ。なんとなくハワイアンブルーを思い出す(ブルーハワイというのが正式名称?)。なつかしー。

 実飲。
 ………、記憶のはしっこがすごくちりちりと刺激されてるような、味わい感。どこかで味わったことのあるような、ないような。ズブロッカを薄めたらこんな具合になるかな?というような感じ。
 とても刺激が強そうなツーンとくる嗅覚への刺激とは裏腹に、舌触りはけっこういい。“何か”を薄めたような、まどろっこしい気分になるが、嫌いではないかも。そのままごくごくと、飲み干してしまう。

 ではラベルの確認。エルダー、カモミール、セージ、タイム、ヒソップ、フェンネル、マジョラム、マンネンロウ、メボウキ、メリッサと、10種類のハーブの名前が並んでいた。てんこ盛り。ここまで混ぜると、もはや単体での匂いの面影はなくなってしまうかも。
 ローヤルゼリーとプロポリスエキス配合というあたりが、ポーションっぽい(ちなみにFFのゲーム世界でポーションといえば、体力を回復させる薬のことである)。たしかにこれは栄養ドリンクには違いあるまい。

 プレミアムボックスに入ってるビンの形状には、かなり惹かれるものを感じてしまうので、どこかで見かけたら買ってしまうかもしれない。飲んだ後のビンには、そうだな、タバスコとかが似合いそうだ。


2006.3.10(Fri)

現場の実態

 “私物PC使用者に官品支給へ 防衛庁

 防衛庁によると、昨年11月の時点で、職場で私物パソコンを使っている隊員は陸海空3自衛隊で約6万7000人(陸6万人、海2000人、空5000人)。背景には、官品支給のパソコンの数が限られているため、業務上必要なのにパソコンが支給されていなかったり、複数の隊員で1台を共用したりして不便を感じている実情がある。

朝日新聞 2006年03月08日の記事より

 重要な情報が漏れ出した事件に対する措置だが…、これほど私物PCが氾濫しなければならないくらいPCが不足していたというのはある意味、すごい。正面装備にいくらデータリンク装置を搭載してても、現場がこんなんじゃ、送受信されるデータはもしかして印刷したうえで回し読みということになってたりするのでは。
 それにしても、防衛庁・自衛隊における情報通信技術革命への対応に係る総合的施策の推進要綱などを読むと、それなりにわかってそうな気もするが、もしかしてサーバとか特別な端末のことしか念頭になかったりは…。しかし、どうも腑に落ちない。これまで見聞きしてきたことと、実際の現場の環境との間に、乖離が大きすぎるような気がする。これがいわゆるお役所の本音と建前ってやつなのか、も?

 ちなみに、私の勤務先の会社では、1992年ごろまでは必要なだけのPCが配布されてなくて、やむなく私物のPCを持ち込んだりしたものだが、1993年を過ぎたあたりから、徐々に整備されていった。Win95が出る頃には、一人一台体制となり、それなりにLANも普及してたし。…ということは、自衛隊(上層部)の意識っていうのは民間企業の10年遅れくらいか。

 まぁこれでPCが配布されるのはよいとしても、情報のお持ち帰り自由自在な現在のザルな状況をなんとかしないと、ぜんぜん問題解決にならないような。


2006.3.11(Sat)

こんどこそ『のび太の恐竜2006』

 みこりん待望の土曜日がやってきた。映画『のび太の恐竜2006』の上映時間をWebサイトで調べていると、「これで予約できないの?」と、みこりん。んー、たしかにそれができれば便利なんだけど、残念ながらそういう仕組みにはなっていないので、実際に映画館まで出かけていってチケットを買ってこないといけないのだよ。というわけで、午前中のうちに席をとるため、お出かけ(全席指定なので早い者勝ち)。
 ただいま午前10時を少し過ぎたところ。1回目の上映中だ。
 我々のターゲットは3回目、つまり午後2時半からの分。さすがにこの時間だと、余裕で席は空いており、希望どおりの座席を押さえることに成功した。
 いったん帰宅。

 *

 午後、ふたたび映画館へ。今回はLicも一緒だ。
 入場時、チケットと引き換えに、ドラえもんの人形が手渡された。子供だけでなく、大人にも配布してるのか、なんて太っ腹な。でも大半の大人は、人形を持て余すような気もするが…

 上映開始。いつになく、みこりんが真剣に見入っている。いつもなら40分もすれば、だいたい飽きてくる頃なのだが、今回そういうのは一切なし。ドラえもんパワーおそるべし。
 ところで少年が恐竜を育てる話といえば、昔、外国の小説でそういうのを読んだことがあるような…。どんな結末だったのか、記憶も曖昧なほど昔のことだが。そんなことをちらと思い出したりなんかもしつつ。

 終了。時計を確認してみると、CM含めて上映開始から120分経過していることがわかった。子供向けだから90分くらいかと思っていたのだが、結構長かったらしい。でも途中退屈することもなく、ふつーに見ることが出来たのは、お話がそれなりにつながっていたからかもしれない。欲を言えば、ラスト、恐竜とさよならするシーンはもう少しさらっと余韻を残した感じにした方がよかったような気もするが、子供にはあれほどダイレクトな表現のほうがいいんだろうか。ちょっとくどかったかも。

 それはそれとして、しずかちゃんのパンツ見せすぎ。見えそうで見えない描き方はできるはずなので、狙って描いてるんだろうなぁ…。ちょっとやりすぎ。


2006.3.12(Sun)

『小学2年生』

 みこりんの就寝前に読む本を買いに、本屋まで。みこりんも今月号の『小学2年生』を買いたいと、くっついてきた。
 途中、スーパーに寄り道して、“お返し”を物色。変わった形のタオルとか、ハンカチとか食べ物じゃないものも、“お返し”コーナーには並んでいたが、いまひとつぴんと来るものがなかったので、結局、おいしそうなチョコにした。これはLicの分。みこりんは何がよい?と聞いてみると、チョコやクッキーよりも、もっと欲しいものがあるのだという。

 例のたまごっちのキーホルダーかな?と思っていたら、たたたっと2階のおもちゃコーナーへと吸い込まれていった。あとを追ってみると、とあるコーナーにて熟考中のみこりんを発見。そこに並んでいたのは、お菓子やドーナツ、お弁当等のミニチュアセット。小さいもの好きなみこりんらしい選択だ。
 悩んだ末に、みこりんはその中で一番大きなパッケージを選んでいた。コンビニの陳列ケースのミニチュアだ。まず入れ物から揃えていこうという思惑らしい。
 じゃあ、それ買い。Licのチョコと同じくらいの値段だった。みこりんは“同じくらい”に結構こだわるところがある。

 本屋へ移動。それぞれ新しい出会いを求めて、棚を物色。
 途中みこりんが、「たまごっちの本、新しいの出てた」と報告に来てくれた。つまり、それも買いたいということなのだろう。でも一応「『小学2年生』と『たまごっち』の本と、どっちがいいの?」と聞いてみる。「んーーーー」と悩むみこりん。悩んだ末に、「両方はいかん?」と、ちっちゃい声で言った。
 2冊合わせて1200円。まぁいいか。本だし。「やったー」と駆けてくみこりん。しばらくして戻ってきたみこりんの手には、『ファインディング・ニモ』の本が握られていた。これは就寝前に読む本。これがそもそもの目的の品なので、買い。
 そして、毎月予約してる絵本『おおきなポケット』と。

 レジでチンしてもらってると、店員さんに「来月からの絵本どうします?」と問われた。そう、来月からは新年度。みこりんも小学3年生だ。『おおきなポケット』は対象が小学1・2年生なので、これは卒業。次回からは小学3年生以上が対象の『たくさんのふしぎ』をお願いしておいた。

 さて、こうしてそれぞれ目的の品をゲットして帰宅したわけなのだが…。私は何かひっかかるものを感じていた。みこりんが、買ってきた『小学2年生 4月号』の付録を組み立て始めたときに、その漠然とした不安はピークに達していた。
 4月号…、4月、新年度、『小学2年生』…、って、みこりん、4月号だから『小学3年生』買ってこなくちゃいかんかったんでは??

 はっとするみこりん。
 じつはみこりんも少しだけ気になっていたらしい。本屋にいるときに相談してくれてれば…
 というわけで、今度こそ間違いなく『小学3年生 4月号』を買いに行く約束をしたのであった(来月から小学3年生になるみこりん的には、どうしても『小学3年生』じゃないとプライドが許さないようだ)。


2006.3.13(Mon)

シャツの中に入っていたもの

 風呂上り、かしかしと体を拭いてTシャツをがばっと着。
 「ちく」
 ん?なんかいま、微妙に左の脇あたりに違和感があったような?
 傷口に塩がしみるみたいな軽い痛みが…。

 「ちく」「ちく」
 ………
 思わず鏡の前で、左の袖を持ち上げて写してみる。なんかいる、ぜったい。
 この微妙な痛み、こ、これはぁ、もしかして…
 脳裏に足のたくさんあるうねうねしたヤツの姿が、瞬間浮かんだ。

 「ちくぅ」

 痛っ!やられた。
 もはやこれまで。左袖に右手を突っ込み、何かをかき出す。
 ぽろっと、何かが落ちたのが分かった。
 く、くも?
 足元でじっとたたずむ、そいつを見た。

 蜘蛛ではなかった。足は6本だ。だんだら模様の腹。蜂だった。
 蜜蜂よりもちょっと大きい。動かない。刺して針を失った蜂は、死ぬ。そんな記憶が蘇ってくる。

 傷口を探した。左腕の根元付近に、ぽつっと赤い点が浮かび上がっていた。ここだ。でも、針がない。
 シャツの中に残ったかと思い、速攻脱いで裏返す。
 ない。針はなかった。

 じわじわと毒の傷みが左腕に広がってきていた。うーん、どうしよう。
 とりあえず…、この蜂をどうにかしないとな。ティッシュでつまんで…、一瞬そのまま丸めてゴミ箱にぽいしようかと思ったが、やめた。まだ生きているものを殺すというのは、どうにも気分が乗らない。これがムカデとか毛虫とかだと、また話は変わってくるのだが、この蜂は不運な蜂なのだった。たまたま洗濯物にとまって暖をとってるうちに取り込まれ、気が付けば巨人の上にいたのだから、驚いて刺してしまったとしても無理はない。
 玄関の外に、ぽい。

 Licに「蜂に刺された」と言うと、ストローでちゅーっと傷口を吸ってくれた。こういう時に便利な、吸出し器の姿がなかったので、ストローで代用となったのだ。ありがたや、ありがたや。
 みこりんが「ずかんで調べやー」と言っている。そうだね、どんな蜂が刺したのか知っておくのはいいことだ。
 えー、蜂、と。昆虫図鑑の蜂のページを開く。
 腹に白っぽいレモン色のワッカが入った、黒い蜂。体長約1.5cm。…これか?とても似ている。名前は、…クロスズメバチ。

 ス、スズメバチか。そんなたいそうな蜂に刺されたとは思ってなかったので、かなり驚く。心なしか、痛みが倍増してきたような…
 そういえば、スズメバチの仲間は、針が抜けずに何度でも刺せるんだったかな?
 それにしても、みこりんが刺されなくてよかった。


2006.3.14(Tue)

目覚め

 たぶん夢を見ていたと思うのだが、意識は急速に覚醒し、夢の記憶は儚く壊れた。
 目を開けると、みこりんがいた。「起きて」と言っている。あぁ、もう朝になったのか。
 絶妙のタイミングで起こされたからか、眠気は残っていなかった。時計を確認すると、午前6時半。みこりんは宣言どおり、集団登校に間に合いそうだ。

 新年度を間近に控えて、昨日、登校班の人の入れ替えがあった。現6年生は卒業し、新しい班長が決まり、新1年生が入ってくる。それ以外にも、様々な要因で調整が行われた結果、みこりんの属する登校班は総勢8名という、団地の中でも最大の規模となることがわかった。
 そしてなぜかみこりんは燃えていた。ここ最近は目覚めたら7時を過ぎていて、集団登校に間に合ってなかったのだが、「明日はぜったい集団登校する!」と決意も新たに宣言したのであった。

 ベーコンエッグを焼いていると、2階方面からジリジリとけたたましいベルの音が響いてきた。目覚し時計が、今、目覚めたのだ。午前6時35分。みこりんは目覚まし時計もなしに、どうやって起きることが出来たのか。研ぎ澄まされた集中力で、夜明けの光を感じ取っていたのだろうか。そんなことを思いつつ、目覚まし時計を静かにさせて、朝食。
 登校班の集合時間も、これまでより5分早い、午前7時5分に変更されていたのだが、余裕で間に合いそうだ。一品加えても、ぜんぜん大丈夫だったかもしれない。

 午前7時。「いってきまーす」と、みこりんが元気良く出かけていった。
 寒の戻りで冷え込んだ、朝の出来事である。


2006.3.15(Wed)

Winnyだけが危険なのではない、が…

 “安倍長官「ウィニー使わないで」・政府が管理徹底要請

 安倍長官は「国民の皆さん1人ひとりに注意してもらい、対策をとってもらわなければ情報漏洩(ろうえい)の被害を防ぐことはできない」と強調。「最も確実な対策はパソコンでウィニーを使わないこと」と訴えた。

日経新聞 2006年03月15日の記事より

 まぁこう毎日情報があちらこちらから漏れてれば、こういう話になってくるのも理解できなくはない。ただ、暴露ウイルスは何もWinnyだけを使って感染するのではない、ということは知っておかねばならないだろう。Winnyを使ってなくても、セキュリティ意識の低い人は、容易にウイルスに感染するだろうし、OSのセキュリティアップデートは実行しないだろうし、ましてや金のかかるウイルス対策ソフトのインストールなぞ絶対にやらないだろうから。それに、「使うな」と注意されても、おそらく聞く耳はもっていないだろう。

 逆に、「Winnyを使ってなければ安全だ」、みたいな風潮になることの方がまずいような気がする。どちらにしても、現在の仕組みのままでは絶対安全な状況にするというのは不可能に近い。

 自動車のように、PC操作に免許を必要とし、定期的にPCの検査を実施しないと起動しないようにするとか。そういう仕組みを導入しない限り、セキュリティ意識の低い人に安全なPCを使わせることは無理なんじゃなかろうか。
 もちろん組織から情報の流出を防ぐために、会社や官公庁では外部記憶装置を封印したPCを使うなどの対策は、少しは効果があるかもしれない(ちなみに、私の勤務する会社ではすでにこういう体制になっている。が、それでも抜け穴はある)。

 ソフトウェアの側で、いわゆる自滅タイマーを仕掛けておいて、セキュリティアップデートが定期的に行われなくなったことを検知し、実行できなくするという手もある。が、すべてのソフトウェアにこういう機能を組み込ませるには、やはり何らかの法的措置が必要になってくるだろう。まぁ、何も対策しないよりはいいけれど。
 でもこのへんに、新たな飯の種が転がってそうな予感が激しくする。いろいろ考えてみよう。


2006.3.16(Thr)

布団からの脱出

 まだ一人で眠るのが怖いみこりんのために、今夜も一緒に布団に入る。しばらくするとLicも忍び込んできて、3人、川の字になってすやすやと。
 とても疲れている時などは、うっかりこのままみこりんと一緒に寝てしまうこともあるのだが、たいていは途中で布団から抜け出し、夜の自由時間を堪能することになっていた。

 体を横たえたまま、意識だけを研ぎ澄まし、慎重にみこりんの気配を探る。もう寝ただろうか?寝息は安定しているか?微妙に触れているみこりんの足先センサは、まだアクティブなままか?
 タイミングを誤って、みこりんが眠りの世界に入りきっていないのに布団からの脱出を図ると、たちまち察知され布団の中に逆戻り。さらに時間をかけてみこりんが眠るまで待たねばならなくなるので、慎重に慎重に。

 15分くらい経過しただろうか。そろそろいいかな?みこりんの寝息はとても小さいうえに、今宵はLicの方を向いているため、いまひとつ確信が持てないが、みこりんの足先センサはその機能を停止しているような感じがする。
 意を決して、そろーりと布団からの脱出開始。と同時に、Licも行動を起こしていた。
 先に布団から出たのはLicだった。私はまだ大半が布団の中にある。そのとき、突然みこりんが目を覚ました。Licが起き上がっているのを確認すると、くるっと私の方に向き直り、がしっと両手両足で抱きかかえられてしまったのだった。…脱出失敗。

 Licが寝室を出て行って、さらに10分以上、私は動きを止めていた。みこりんに抱きつかれているため、脱出はさらに難しくなっていた。
 まず、足を外し…。そぉーっと、みこりんの足から逃れるように、下半身のみ横移動。なんとか大丈夫っぽい。
 次は腕だ。じわじわっと上半身を横移動。でもそのままだと、みこりんの手もくっついたまま移動してくるので、徐々に体を斜めにしてみこりんの手をずらしてゆく。起こさないように、ゆっくりゆっくり。…ようやく、みこりんの腕から脱出成功。
 あとは横に転がって布団から抜け出し、そっと起き上がれば、大丈夫。

 常夜灯のほの暗い灯りの下、みこりんの様子をうかがってみる。規則正しい寝息、脱力しきった小さな手。よし、問題なし。
 夜毎繰り広げられる脱出作戦。…でも、こういうのも今のうちだけなのだろう。来年の今ごろは、みこりん、一人でちゃっちゃと寝てそうな予感。


2006.3.17(Fri)

味の好み

 みこりんにお菓子を選ばせると、ねるねるねるねなどの変わったすっぱい系か、ハイチュウなどのちょっと甘い系に落ち着くことが多かった。だから、みこりんはほどよく甘味(そして少しの酸味)のあるものが好きなのだろう、と思っていたのだが…

 なんとみこりんの一番好きなお菓子は、“おせんべい”らしい。しょうゆ味で海苔がついてるのが最高とか。もしくはハッピーターンのような塩味系でも可とのこと。9年目にして明かされる衝撃の事実。そんな渋い趣味がみこりんにあったなんて。
 そう言われてみれば、思い出すことがある。みこりんがお餅を食べる時には、餡や、きな粉よりも、甘辛いしょうゆに砂糖を少々混ぜたものにつけて食べるのを好んでいたような。餅だから例外的にそうなのかと思っていたが、じつはこっちが本流だったとは。

 謎多きみこりん。知っているつもりで、じつはわかってないってことは、結構あるのだろうなぁ、などと思いつつ、今宵も添い寝。そして布団からの脱出。一発で成功。でも明日は早起きの日なので、夜更かしはほどほどに。


2006.3.18(Sat)

『どんぱん節』

 みこりんがエレクトーンで日々(?)練習を重ねてきた『どんぱん節』の発表会が、午前中、行われる。『どんぱん節』は、やはりあの「どーんどーんぱーんぱーんどんぱーんぱん」の『どんぱん節』であった。しかし、エレクトーン用にかなりアレンジされているようで、みこりんのパートを聞いただけでも、なかなか格好良くさまになっている感じを受けた。アンサンブルを聴くのが楽しみだ。

 天気は晴れ。風強し。花粉もたぶん飛びまくりで、目が痒い。
 大ホールの前寄り、中央付近に席を確保し、三脚をセット。9年もののハンディカムは、今となってはサイズも大きく、解像度もしれたものだが、まだまだ現役で稼動中。たまにズームが調子悪くなったりもするが、幸い今日はそのような不具合も発生せず順調だ。
 昨日みこりんから「とっておいてね」とお願いされている、お友達の演奏を忘れないようにカメラに収め。でも10人以上でアンサンブルしているため、どれが目的の子かわからない。どの子であっても大丈夫なように、光学ズームいっぱいで一人ずつ順番になめてゆく。

 そしていよいよみこりん達の登場だ。やや少人数の6人構成。ファインダー越しでは、表情の細部までは読み取れないが、さほど緊張している様子はない、ような。このアンサンブル発表会も4回目くらいだし、ソロじゃない安心感もあったりして。
 演奏開始。
 ゆったりと始まった『どんぱん節』は、やがてノリノリの激しい曲調へと変化し、盛り上がってゆく。こ、これが『どんぱん節』かと、驚くような変貌ぶりである。エレクトーンが6台もあれば、様々な音色が出せる。目を閉じればステージ上にオーケストラがいそうな錯覚を覚えるほどに。

 終了。専門コースだけあって、みんな上手。みこりんも週末とレッスンの日くらいにしか練習してないというのに、なんかさらっと弾いてた感じ。先生の教え方がうまいのだろう。
 発表会の最後は、その先生達による演奏&合唱で〆。『Amazing grace』だった。つい、本田美奈子を思い出したりしつつ。心にしみいる歌だ。

 ホールを出ると、空がなにやら重苦しい。
 午後、柔らかな雨。


2006.3.19(Sun)

『完璧な防壁』修復

 コブシの蕾が、ゆるやかにほころび始めた今日この頃。もはや雪は積もるまい、というわけで、クルマのタイヤ交換を行った。寒い冬だったが、結局、スタッドレスタイヤが役に立ったのは、1〜2回という結果に終わった。…じつは暖冬だったのかも?雪より雨の日が多かったような気もするし。

 せっせとタイヤ交換している横で、みこりんとそのお友達が駆け回って遊んでいる。2台分のガレージに、今は1台しか入れてないので遊ぶにはちょうど良い空間ができているのだ。
 たっぷり一時間以上かけて、2台分のタイヤを交換し終えた頃には、遊び場が庭に移っていたが、このままスペースは空けておくとしよう。またこちらに移動してくるかもしれないし。

 さて、本格的な春の始動を目前にして、やらねばならないことがまだ1つ残っている。庭(花壇&菜園)を猫達の侵入から守る『完璧な防壁』の、修復作業だ。特に、玄関前から、南側の庭へと続く通路を遮断する木製のアーチの部分。ドアから上の空間を1mに渡って遮るネットが、だらんと垂れ下がっているため、猫どもの格好の通路となってしまっているのだ。猫にとって、ドアの高さ1.3mというのは何の障害物にもなりはしない。これにネットの高さ1mが加わった、2.3mの壁にしてようやく猫避けとして機能する。
 しかもアーチの支柱が、強風やら積雪のため西側に5度ほど傾いており、このままではネットの修復ができない状態だった。まず、支柱をまっすぐに直すことから始めよう。

 でかいシャベルで、支柱の根元を掘り起こす。この作業を見ていたみこりんとそのお友達は、なにかとても楽しい事が起きるのではないかと思ったようで、一緒に掘りたいと申し出てくれた。しかし、ここに埋まっているのは重たいコンクリートブロック。深さにして40cmは必要なので、ちょっと子供達には危険かもしれない。
 埋め戻す作業をやってもらうことにして、掘るのは見てるだけにしてもらった。

 浮き上がったコンクリートブロックをどうにかするには、その下側に入り込んだ土を取り除かねばならない。これがなかなかやっかいで、穴が狭いため、手が奥まで届かず。穴を広げて、手を届くようにしたが、今度は土が固すぎて指先では太刀打ちできず。みこりん達が遊びに使っていた小さいスコップを借り、ブロックの下を横に掘り進め、ようやく支柱をまっすぐに建て直すことに成功した。
 埋め戻しを子供達にやってもらいつつ、私はウッドデッキに腰掛け、しばしの休息。

 埋め戻し作業終了。お友達の女の子が、その周辺で雑草状態にはびこっているイチゴを、しきりとうらやましがっていた。みこりんは物心ついた時からイチゴに囲まれた庭に育ったせいか、「そう?」なんて言ってたが、あまり多すぎるのもありがたみが薄れるのかなぁ、なんて思ったりしつつ。
 脚立を立てて、ネットを紐でくくりなおし、防壁の修復。みこりん達は、一人増えたお友達と共に、庭に置いてある雨どいのパーツを使って“流しそうめん”という遊びを始めていた。あぁそうそう、この雨どいも近いうちに修理しなくては(台風で折れ、雪の重みで落下してきた)。

 それにしても、なんか違和感あるなと思っていたのだが、この季節、けたたましいほどに騒ぎ立てるあの鳥、ヒヨドリの鳴き声をぜんぜん聞かない。ツグミの姿もなし。毎年渡ってきていたジョウビタキも、結局確認できなかった。
 北方で、何かよからぬ事態が起きていたりは…??


2006.3.20(Mon)

空き容量

 自宅にて。一昼夜かけてmpeg2への変換が終わったばかりのファイルを、作業領域からデータ領域にコピーしつつ、何気なくドライブのプロパティを調べてみたところ…

 空き領域:2GB だったorz

 急遽DVD-Rに4GBほど移動させてみたが、なんだか窮屈な感じはぬぐえない。私のPCにはこれ以上内蔵ドライブを増やせないので、悩ましいところだ。できればローカルドライブに置いておきたいファイル達だが…、こうなっては仕方がない。Licのもう1台のPCにハードディスクを増設するしかないか。

 と思って調べてみたら、最近じゃ250GBの品が1万円で買えるようになっていたことに、浦島太郎気分を味わってしまった。はー(遠い目)


2006.3.21(Tue)

青き石

 『3年の科学 4月号』到着。箱に入れられて届くので、何かすごいものが入ってるんじゃないかという期待感もあり、さっそく開封にかかるみこりん。
 それを背後から覗き込む私。ほほぅ、今月号の教材は“光マジック実験”か。なにやら楽しげな。

 さっそく組み立て始めるみこりん。まぁ、組み立てといっても、ボードにシート(蓄光剤付き)を貼りつけ、ブラックライトに乾電池を2本装着するだけなのだけど。
 手順は簡単でも、その効果のほどは驚くべきものがあった。想像していたよりも、ブラックライトが強烈で、蛍光灯下であっても、蛍の光のような輝く緑の軌跡がボードに映る。ためしにDSのタッチペンを、ブラックライトとボードの間に入れてみると、きれいに影を抜いたように発光している。「おぉぉー」みこりんもびっくりだ。

 寝る前に寝室で実験してみたいとみこりんが言うので、やらせてみる。こちらは灯りを消しておいて、と。真っ暗闇の中、ブラックライトのスイッチオン。
 溢れ出す蛍の光。ものすごい威力だ。ブラックライトを消しても、しばらくは発光現象が続いていた。
 そしてこれ(写真を撮ろうと思ったら、みこりんがどこかに片付けたようで、見つからず)。付属の透明な石、というか石を模したもの?なんか人造物っぽいが。この石にブラックライトを照射すると……

 う、うつくし。
 つい見入ってしまう。淡いブルーに発光する透明な石。深海の奥底で、何万年と光り続けてきたかのような印象がある。あるいは宇宙空間にて…。
 侮り難し『3年の科学』


2006.3.22(Wed)

「稲妻」の菓子

 珍しく冷蔵庫にエクレアが入っていたらしい。
 みこりんが「エクレアって何?」とLicに聞いている。幼児の頃、何回か食べたことはあるはずだったが、すでに忘却の彼方なのであろう。
 Licが答える。「シュークリームよ」と。シュークリームにチョコがかかってるのが、エクレアということのようだ。

 エクレアのことは、ただなんとなくエクレアだな、と認識していたので、それがシュークリームの親戚だというLicの指摘に、新鮮な感動を覚えていた。そうか、そうだったのか。
 みこりんも「ほんまやー」と言いつつ、食べ始め。じつにうまそうである。

 エクレアの語源が気になったので、ちょっと調べてみたところ…
 語源由来辞典によれば、“フランス語「エクレール」からの外来語で、元は「稲妻」「電光」を意味する語”とある。なぜ稲妻かといえば“エクレアの中のクリームが飛び出さないよう稲妻のごとく一口で素早く食べなければならない”から、との説が有力らしい。なんだかものすごい理由だ。エクレア恐るべし。
 ちなみにエクレアとは“細長いシュークリームの上に薄くチョコレートをかけた洋菓子”とのことで、Lic大正解。


2006.3.23(Thr)

計算マシン

 風呂上り、みこりんが何やら青い物体を手にして、困っていた。何かと思えば青い携帯ゲーム機、にそっくりな、電卓らしい。今日届いた『チャレンジ3年生 4月号』についてきた教材のようだ。

 左側にカーソルキー、右側にテンキーと、なかなかさまになっている。普通の四則演算に加えて、様々な計算モード(ミニゲームみたいな感じ)を備えているところが、ポイントのようだ。
 取り扱い説明書を読みながら、みこりんが挑戦しようとしていたのは“はやけいさん”。2桁の数字の加算を、指定時間内で何問正解するか競うものらしい。そのモードに移行するところで、ちょっとつまっていたみこりんだが、私が手本を示してやると、すぐに理解できたようだ。

 じゃ、ちょっと挑戦してみるかな。
 3... 2... 1... GO!
 を、いきなり繰り上がりのある計算か。十の位に1上がって…、さらに百の位にも1上がって…。脳内での計算が終了し、答えを入力。“162”だから、1、6、2、と。
 OKを押そうかと思ったが、なんだか答えの表示が妙なことになっているのに気が付いた。162と入れたはずだが、なぜか261になっている。「え?」。
 あぁそうか、下の位から入力しなきゃいかんのだなと気付くのに数秒を要した。普通の電卓とは逆順だ。

 正しい答えを、今度は逆順に入力したのだが、どうも上書きはできないっぽい。カーソル移動して、1桁ずつ訂正していかないとダメだった。
 頭では逆順に入力ってわかっていても、ついつい指が勝手に電卓モードで上位桁から数値を入力してしまう。ぅおぉぉぉ。なんてことをやっていたら、タイムアップ。もう60秒過ぎてしまったのか。気になる正解数は……、4 orz...

 この結果を見て、みこりんが俄然活気付いた模様。何度か対戦モードでみこりんと勝負してみたのだが、その度に私の負け…。みこりんは電卓を常用しないから、この入力方法でもまったく戸惑いがないようだ。
 でもしばらくすると、ようやく私の指もこの入力方法に慣れてきたようで、正解数2桁を記録するようになった。「えーー!」と、ショックを隠し切れないみこりん。
 まぁしかし、この遊びは最近流行りの“脳を鍛える”ゲームに似ている。これで日々特訓すれば、私の脳年齢もぐぐっと若返るかも?…しれない。


2006.3.24(Fri)

掃き溜めに鶴

 給料日なので、昼休み、最寄のATMまで散歩がてら歩いてみた。会社敷地内に設置されたATMなのだが、私の常駐している場所からだと片道徒歩約15分の場所にある。腹ごなしにはちょうどよい。

 外は晴れ。絶好の終業式日和だ。セーターが暑苦しく感じるほどに。みこりんも今ごろは式を終え、学童保育で同じく昼休み中だろう。

 ATM前、到着。待ち行列が5mほどあった。
 のほほんと空など眺めつつ、待つ。2羽の小鳥が、短く鳴き交わしながら、右から左へと飛んでゆくのを目で追い。春だねぇ…、としみじみ思う。

 やがて順番が来たので、毎月恒例の資金移動を行った。給料の振込み口座と、クレジットカード類の引き落とし口座が別になってるので、これを忘れたら面倒なことになる。…というか、口座を一緒にすれば、という話もあるのだが、去年、クレジットカード会社に口座変更の依頼をしたところ、なぜかその後音沙汰がなく、そのままに。もしかして忘れられてる?
 週末なので、手持ちの現金もちょっと増やし。

 来た道を、逆順にたどって戻っていると、作業服姿の女子を発見!
 この会社内には、一般職、事技職(いわゆる総合職)、現業職と、大きく分けて3つの種族がいる。野郎どもが9割以上を占める重厚長大な工場を抱えているため、一般職女子や事技職女子の制服姿は、絶滅危惧種に指定されており滅多に見ることはできないのだが、さらに現業職の女子が着用する作業服姿(注:10代20代限定)となると、これまでその存在自体が幻といわれており、遭遇するのは奇跡に近いものがあった。
 それがここにきて、事情が少し変わってきたようである。むくつけき男の大群の中に、まだほんのわずかな割合にしかすぎないが、確実に現業職女子の姿を見つけることができるようになってきたのだ。

 色気もへったくれもない、男と同じ作業服。でも、その帽子からのぞく明るい茶髪が彼女達のトレードマーク。
 昨年あたりから、工場の作業負荷が半端じゃなくなってきたらしく、急遽、人を増やしつつあるのだという。もともと平均年齢の高い現場ゆえ、若い彼女らの存在は、ひどく場違いに感じたものだが…、いや、今でもやっぱり何か浮いて見える。美女と野獣、というか、ものすごい違和感ありまくり。
 しかし、そんな彼女達がでっかい飛行機械とか作ってるんだな、と考えると、……けっこういいかもしれない。そのギャップに非日常性を感じる。
 ところで彼女達は、おっさん連中に囲まれた職場をどう思ってるのか。ちょっと聞いてみたいような気もする今日この頃。


2006.3.25(Sat)

支柱、立つ。

 先週に引き続き、『完璧な防壁』の修復作業を行う。今日はこの冬、積雪のために倒れ伏した支柱を交換するのだ。直径2cm。鉄パイプを真っ二つとは、雪の重さ侮り難し。

 やはり先週に引き続き、うちの庭で遊んでいるみこりんとそのお友達。しきりとお手伝いしたがっているもよう。はいはい、ちょっと待っててね。今このネットにうねうねと絡みついたツタを、取り除いているから。
 ツタだけでなく、枯れ枯れの巨大アスパラガスの葉っぱとか、乾燥しきったゴーヤの枯れツルとか、2m近くに生長したまま綿毛をぱらぱらと散らしてるセイタカアワダチソウが、そこここに。ちょっとのつもりが、1時間以上もの作業になってしまった。

 庭に積まれた、枯れ枝の山。あー、ものすごく火をつけたい。燃やしたら気持ちよさそう。でも野焼き禁止だから、これはゴミ、と。土に還すにも、ちょっと量が多すぎる。
 さて、ネットもキレイになったことだし、いよいよみこりん達の出番到来。
 脚立の上にお友達と一緒にのぼって、ぎゅーっとこの支柱を押して…。そのすきに私は針金でその支柱をフェンスにしばりつけ。
 はい、立った。

 あとはずり下がったネットを、立てた支柱の高さまで戻して、と。
 ぴん、と張ったネットが、なにやらすがすがしい。でも年々徐々にテンションが下がってきつつあるような。支柱と支柱の間が10mほどあるので、真中へんが微妙に弧を描いている。来年はこの間隔を半分にしないとダメかもしれない。

 お手伝いの終わったみこりん達は、プラムの木に登って遊んでいる。プラムの枝には、たくさんの白い蕾がついていた。あと1週間もすれば、開花しそうな勢いだ。
 その隣の枝垂れ染井吉野は…、まだ蕾固そう。こっちは4月に入ってからかな。
 『完璧な防壁』の修復、ほぼ終了。庭仕事再開の日も近い。


2006.3.26(Sun)

アジサイの剪定

 『完璧な防壁』で囲っているのは、家の東側、南側の庭だ。西側は玄関に面しているのでそのままに。そして残った北側がどうなっているかというと…、忘れられた領域と化している。

 その場所には、9年ほど昔、Licがアジサイを植えようというので、各種取り揃え、植え込んであった。それ以前はそこも野良猫のトイレと化しつつあり、どうやったら猫害を防ぐことが出来るか、頭を悩ませていたものだ。そこで地表を植物で覆えば、猫も来なくなるだろうというわけで、アジサイをずらっと並べて植えたのだ。
 思惑通り、アジサイが大きく生長し、まるで生垣のように緑の壁が出来上がる頃、猫は寄り付かなくなっていた。心配の種が消えると、私も特に注意を向けることなく、現在に至る。

 アジサイ達は、毎年ひっそりと花を咲かせていた。群青色、薄い黄緑、薄紅色etc...
 いつのまにか咲き、いつのまにか季節は過ぎ、そして冬。葉を落とし、まるで枯れ木のように変貌を遂げ、そして春、新たな芽吹き、さらに大きく、大きく。本来ならば、冬の間に適当な大きさに刈り込んでやった方がよかったのだが、普段見えない位置にあるので、つい忘れてしまい、枝は伸び放題、葉っぱは茂り放題というありさまに。

 今年もまた、芽吹きの季節を迎えてしまった。しかし今ならまだ間に合う。刈ろう、そして抜こう、立ち枯れている雑草を。
 パチンパチンと枯れ枝を切り、こじんまりと整えてゆく。だいたい半分くらいのサイズになるように。ところどころに2mくらいに生長したセイタカアワダチソウがあるので、根っこごと抜き。いつのまに増殖したのかレモンバームも、そこここに見つかった。地表ぎりぎりに葉を残し、越冬中。これは…、いちおう抜かずに置いておく。去年の枯れ枝のみ切除して。

 そうやって徐々に地表面が明らかになってくる。
 すると、出てくる出てくる瓦礫の山。使わなくなった無数の植木鉢とか(ほとんどが壊れている)、むかーしに袋詰した雑草くずとか、得体の知れない袋とか。あやしい。怪しすぎる。これらも整理する必要があるようだ…、が、今日のところは剪定と雑草抜きに集中集中。と、みこりんがどこからともなく現れて、壊れた植木鉢を物色している。やがて極小サイズのミニ植木鉢(直径2cmほど)を発見したもよう。幸いなことに無傷だ。「これ、もらってもいい?」と言うので、プレゼントした。さすが小さいもの好きなみこりんだけある。

 積み上げた枯れ枝、枯草を、Licがゴミ袋に詰めてくれている。ありがたやありがたや。
 結局、ゴミ袋は5袋分になった。想像以上の量だ。
 ノバラが鉄条網みたいにのたくっていたりもしたので、軍手をしていたものの、両手は傷傷。ずっと腰をかがめた姿勢でいたので、なんとなく腰にも来てそうな…
 そして気になったのが、家の基礎部のコンクリートにできた染み。まるで雨でも降ったかのように、地上10cmくらいまで湿気たようになっている。
 この一帯には花壇や菜園を作ったときに地中から出てきた石ころの類を敷き詰めてあるので、水分が残りやすいのだろうか。それとも……。(1つ気になることを思い出したのだが……、うーん、やはり確かめねばなるまい。来週にでも)

 後片付けして、家に入ろうとした時、郵便受けの上に、ぽつんと小さな小さな鉢植えが乗っかっているのに気がついた。みこりんだ。
 植えられていたのは、1本のニオイスミレの花。摘んだ花だけ(葉っぱなし)をぶすっと鉢土に挿してあるので、なんだか不思議な光景だった。現実的じゃないんだけれど、オブジェとしては“あり”かもと思わせる独特な雰囲気。みこりん恐るべし。


2006.3.27(Mon)

『BREAK-AGE外伝 ボトルシップ・トルーパーズ完全版』

 オンライン書店bk1には、自分の希望するジャンルの新刊本の発売状況を、メールで知らせてくれる機能がある。日々送られてくるこのメールによって、地元のリアル本屋さんではおそらく入荷しないであろう本を、うっかり買い逃すという失敗はずいぶんと減った。
 そして今夜、いつものように新刊情報をチェックしていると、懐かしい名前に出会った。

 『BREAK-AGE外伝 ボトルシップ・トルーパーズ完全版』(著 馬頭ちーめい)

 この前作が出たのが、2000年3月のことだから、かれこれ6年ぶり。すっかり忘れられていると思っていただけに、ちょっとうれしい。
 外伝とあるからには、この本編となる作品も存在していて、もともとそっちの方にハマったのが始まりだった。いまでは古本屋でも入手困難になっている可能性は高いけれど、外伝にピピっときたら、本編の方もおすすめ。


2006.3.28(Tue)

『ときめきメモリアルONLINE』

 Licが主に使っているPCは、2台ある。しかもモニタが互いに隣接する配置になっているため、同時に2台の操作が可能だ。これまでは通常、左側のモニタに『FFXI』が、右側のモニタにはチャットツールや『FFXI』で直面している諸問題に対処するためWebブラウザが起動していることが多かった。
 これに変化が訪れたのは先週の23日。そう、『ときめきメモリアルONLINE』の一般公開日だ。

 チャットに目がないLicが、これを見逃すはずもなく、以来、左に『FFXI』、右に『ときメモONLINE』ということになっているのだった。
 私も『ときめきメモリアル』のオンライン版ということで、いったいどんなシステムになってるのか興味はあったので、Licの背後霊になっていたのだが…。ゲームというより、新しいコミュニケーションツールのような気がしてきた。いまのところ学校内しか移動できなさそうだが、マップ全体は結構広いらしい。電脳空間に自分の分身たるキャラを降臨させ、教室に入り、授業を受け(○×問題やら4択問題やら)、ミニドラマに出演し、そして教室でチャット。ただそこにいて、クラスの仲間と会話したり、一緒に授業を受け…、と、そういう雰囲気を楽しむ、みたいな。

 Licは慎重だった。初日、教室の一番はしっこの机にかじりついていた。その次もそう。そして次の日も。
 今夜になって、ちょびっとみんなとの距離をつめてきた感じ。新しいクラスに徐々に溶け込んでいく、っていう黄金のパターンが展開されているのではなかろうか。

 それにしても、思ったより女キャラが多い。中身もそうとは限らないが、なんとなく華やいだ雰囲気。
 面白そうなので、しばらくLicの観察を続けようと思う。


2006.3.29(Wed)

水仙

 玄関脇で満開状態になっているコブシの花。その足元には、かれこれ10年近く植えっぱなしのラッパ水仙達がいる。
 コブシの木が大きくなるにつれて、日陰領域が増え、徐々に開花率が下がってきていたのだが、今年はいつになく蕾の数が多いように見える。一昨年、昨年と、大胆にコブシの剪定を行ったことの結果が、出始めているのかもしれない。

 みこりんが保育園に通っていた時には、終園式の日にラッパ水仙の花束を持たせてやったものだが、それから考えるに、開花時期がじわじと遅れてきている、ような?今年はまだ蕾のままで、開花に至ったものはなし。蕾の固さ加減からみて、もうしばらくかかりそうな予感。

 明日の天気予報は……、ゆ、雪!?まじか。


2006.3.30(Thr)

なごり、ゆき

 目覚し時計が鳴っている。お、起きなくちゃ。みこりんも「おとーさん、おきて」とゆさぶってくれているし。それにしても…、なんだか布団の中に氷塊が入ってるかのごとき不気味な冷気があった。寒い、とても寒い。おまけに偏頭痛に、腹痛と揃っている。有給休暇が復活するまで、あとわずか。それまでなんとかもってほしい。

 起床。階段を下りる途中、窓の向こうが妙に白いのに気が付いた。急速に覚醒してくる記憶。「ゆき!」昨晩の天気予報は、雪だった。
 リビングから庭をチェック。な、なんじゃぁこりゃぁ。
 積雪は6cmくらいあった。先週張り直したばかりの『完璧な防壁』のネットが、またしても雪に貼り付かれて、だらーんと下がってきつつある。おぉぉ。

 もう桜が咲き始めてるというのに、どうなっておるのか。そんなことより、スタッドレスタイヤどうしよう。今からタイヤ交換するのか?なんかとてつもなくやりたくない気分…
 雪はあとからあとから落ちてくる。積もるタイプのでかい雪片だ。

 しかしここで気付く。アスファルトの上は幸いなことに黒いままじゃないか。もしかしたら、大丈夫かもしれない。少なくとも、出勤時は、ノーマルタイヤでもいけそうな感じ。だが、帰りはどうする。もしこのまま雪が降り止まなかったら。
 でも私には選択肢は残されてはいない。行くしかなかった。

 お昼過ぎ、雪は止んだ。まばゆいくらいの太陽が、これでもかといわんばかりに降り積もった雪を溶かし始めている。そうそう、そうこなくては。もう3月も終わりなのだから。
 なんて楽観してたら、夕方、またしても空があやしげなことに。ちらちらと舞い始める、雪、ゆき。…積もる前に、とっとと帰ろう。


2006.3.31(Fri)

みこりん春休み中

 年度末。有給休暇残りゼロの危機は、なんとか乗り切ることができたもよう。途中、あやしげな風邪の諸症状に襲われかけたこともあったが、高熱を発することもなく過ごすことが出来たのは、この冬徹底して行った外出後の手洗い&うがいの励行によるところが大かもしれない。これまではだいたい年に数回、熱でダウンして1週間まるまるつぶれるみたいなところがあったので、驚くべき効果といえる。

 みこりんも保育園時代は、一ヶ月に一度くらいは扁桃腺を腫らして熱を出していたものだが、今年度は休みゼロ(慶弔休暇が1日のみ)。年を経るごとに丈夫になっているような予感。でも、ちょっと気になるのは、昨日あたりから妙な咳をしていることだ…。それってもしかして風邪?みたいな。
 この冬、みこりん達の学校を襲ったインフルエンザと胃腸風邪の猛威は、みこりんには及ばず、安心していたところだったのだが。春休みでも、学童保育に通っているため、何かよくないものをもらってきた可能性はある。

 春休みが終わるまで、あとわずか。もうしばらくは緊張の日々が続きそう。


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