U's aquarium.
〜水のある生活〜
Top

TopicLog
Diary お魚日記くらげ日記
Essay #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7
Link
A q u a D i a r y −

月 2003 お魚日記
PrevNext最新の日記Index
ひみつ日記読む!

2003.5.4(Sun)

ハゼ子の移住
 みこりんと長良川で捕まえてきたハゼ子を、タナゴ水槽に移してやった。ちなみにこの水槽は、現在タナゴが1匹と、種別不明の川魚の稚魚が1匹入っているだけの60cm水槽だ。容量的には余裕ありあり。大型の魚もいないし、ハゼ子には安心である。

 水槽が苔っていたので、移すまえに軽く苔を落とし、水換えしておいた。苔っていたときにはあまりよく見えなかったが、稚魚は冬の頃からあまり大きさが変わっていないような気がする。餌が足りていないのかとも思うが、長々と赤い糞(グッピー用の餌なので赤い)をくっつけていたのでそれはなさそうである。あるいは餌のパワーが足りないとか。もっとガッツのある餌(って何だ?)にした方がいいのかも。


2003.5.6(Tue)

ハゼ子のその後
 ハゼ子は、いずれも体長1cmそこそこなので、60cm水槽とはいへ、なかなかその姿を見掛けることはできなかった。水槽の前に陣取って、ひたすら目を皿のようにして待つこと十数分。やがてぴくりと動きがあり、ようやく発見に至るという状況である。
 いまのところ元気そうではあるが、餌を本当に食べているのかどうか確かめられていないため、不安は残る。これまでハゼ子は、あまり長生きさせることができていないので、なおさら気にかかった。

 できれば種別が判別可能なほどに成長してもらいたいところだが、今回はどうだろうか。そっと見守っていようと思う(なかなか見つけられないけど)。


2003.5.16(Fri)

エビ底
 保育園にみこりんを迎えに行くと、「えびがおるよ」と言う。靴箱の上に置かれた大きめのプラスティック水槽の中に、入れられているらしい。覗き込んでみると、なるほど確かにエビがいた。底の方に、わらわらと群れている。

 透明な体に、黒っぽい筋。子供の頃、こういうエビを捕まえるのに憧れていたが、結局自力では捕まえられなかった記憶がある。いいなぁ、という思いが瞬間的に湧き起こった。
 しかしこのエビたち、さっきから忙しげに腹のヒレをぱたぱたと動かしてるなと思っていたら、ほとんどが卵を抱いているらしい。「卵もっとる」と言う私の言葉を聞いて、隣りで同じようにエビを見ていた(若く可愛い)先生が「やっぱり…」と呟いたのが、妙に印象的だった。

 みこりんによれば、このエビ、お散歩時に近くの沼で先生が捕まえてくれたのだという。まだまだエビはたくさんいるらしい。ちょっと見てみたい気もする。もしかするとエビ以外にも、いろんな生き物が住んでいそうだ。


2003.5.17(Sat)

ヒゲ発見
 何気なくタナゴ水槽に目がいったのが、そもそもの始まりだった。中で泳ぐタナゴの口元に、なにやらヒゲのようなものがあるではないか。昨日まではなかったような…、などと思いつつも、一日で立派なヒゲが生えるなんてことはあまりに不自然すぎる。となれば以前からヒゲはあったのだろう。タナゴにはヒゲがあるものなのか。果たしてこいつは本当にタナゴなのか。気になり始めた私は、本棚から川魚図鑑を持ち出してきて、水槽の前に広げたのだった。

 タナゴのページをめくってみると、たしかにタナゴ類には1対のヒゲが顎の下に生えているようだ。いままで気にしたことはなかったが、そういうものだったらしい。まったくヒトの目なんてものも、いい加減なものだ。これまでまったく気付かなかったとは。
 ついでに我が家のタナゴの正式名称も調べてみた。濃い褐色の体、鼻先の白い部分、体高のある体つき等から、どうやら“アブラボテ”というらしい。性格は、かなりきついとのことで、以前フナと同居していたときに執拗に追っかけてたことを思い出し、納得したのだった。たしかに強気な魚には違いない。

 その強気なアブラボテと同居している小魚は、体長2cmほどに育っていたが、いまだ種類は同定できず。今のところ、アブラボテともうまく同居してくれているので一安心だ。


2003.5.19(Mon)

モーター停止
 朝、いつものように餌やりをしていると、海水R360水槽が異様に静かなのに気が付いた。どうやらモーターが止まってしまっているらしい。いったいいつからこうだったのか。もしも昨日の昼からなんてことだったら、えらいことである。しかし、今は出勤間近の朝のこと。なんともしようがない。そのままにして家を出る。

 仕事をしていても、心もどこかに水槽のことが気に掛かっていた。底面濾過なので、モーターが止まってしまうと砂の中で暮らす生物達には致命的だ。一刻も早く新しいモーターを付けてやりたいが、時間の進みはこういう時に限って妙にのろのろと感じてしまう。
 ようやく定刻となり、帰り道、APNでスペアモーターを購入した。帰り着くなり、モーター交換。電源ON。ちょろちょろと動き始める水の流れ。しかし新しいモーターのパワーは、とても貧弱に思えた。同じ型番なのに。水流の勢いに明らかに差があるようだ。しかし今はそんなことよりも、ちょっとでもいいから水流が発生することの方が重要だった。細かな原因究明は後回しで、とりあえず様子を見ることにする。
 砂の中からは、ゴカイの仲間達が瀕死の様子で出てきていたが、かなりの数がやられてしまったようだ。はたしてこれで濾過バランスにどんな影響が出るのか気になるところだが、なんとか無事に復活してほしいものである。


2003.5.21(Wed)

拒食の兆候
 川魚水槽では、ランチュウの餌を与えるたびに、ものすごい勢いで食らいついてくるため、皆に均等に食べさせてやるにも一苦労である。やはり体格で勝るウグイ達のアタックが桁外れで、オイカワのオスといえどもはじき飛ばされそうな勢いだ。
 そんな中、この春、オスの模様になったばかりの若いオイカワに、異変が。下に沈んだ餌を口に入れるものの、しばらくもぐもぐやたあと、ぺっと吐き出してしまうのだった。以前ならば問題なく食べていたというのに、どうしたことだろう。しかもよくよく見れば、尾ビレの上半分ほどが白濁している。傷なのか病気なんかわからないが、何かよくないことが起きていそうな気配。

 オス模様のオイカワは、都合2匹。うまく共存しているように見えるが、じつは見ていないところで激しい闘争を……?ちょっと気になる出来事である。


2003.5.23(Fri)

白い粉
 モーターの威力は相変わらず、ちょろちょろ〜っとしたままの海水R360である。こんなので本当に大丈夫なのか、と不安になってくるのだが、中のヤドカリ達は今日も元気に、かさこそと動き回っていた。苔っていてよくは見えないが、ライブロックの奥底では、のそりとカニも身動きをしているようである。

 ところでそれ以上に気になる事が1つある。水面に浮かんだ、なにやら白っぽい粉のような物体だ。水面のほとんどを覆い尽くし、なんだか薄い膜がはったような感じになってしまっている。空気中のホコリが浮かんでいるにしては不自然というか、量が多すぎるような気もするし、いったいこれが何なのかが目下の懸案事項である。水中の“何か”が腐ってたり…、とか、ちょっと怖い考えに…。


2003.5.25(Sun)

生き物の季節
 みこりんの語ってくれたところによれば、保育園で飼っていたエビ達は、みんな死んでしまったらしい。プラケにエアレーションもなしで過密飼育していれば、さもありなんといったところだが、ちょっともったいないような。
 子供達に、生物が生きていくのに何が必要かを教えるよい機会だと思うのだけど、園の方針としては捕まえてきて、触れ合うまででよしとするらしい。だから、捕ってくる量も、ハンパではないこともしばし。小さいプラケに、オタマジャクシが団子状になってたこともあるし、カエルがぎゅうぎゅう詰めになってたこともあった。
 そんな状況なので、せめて家ではみこりんに正しい生物の飼育方法を教えてやらねばなるまいと思う。

 そろそろ庭では、生物達が活発に活動を開始する季節。今年、みこりんはどんな生き物に興味を示してくれるだろうか。いきなりセミとか、難易度の高いものでなければよいのだが。


PrevNext最新の日記Index

ご感想などは、こちらへお気軽にどうぞ
メール宛先
blue@type-u.org