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〜水のある生活〜
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月 2001 お魚日記
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ひみつ日記読む!

2001.8.1(Wed)

擦り傷
 朝、いつものように海水2m水槽から餌をやり始めたときのこと。クリルをがっついているロングフィンスナッパーに異変発見。右側の胸びれが、少々ばさついているのだ。何事かとぐぐっと目を近づけてみると、そのちょうど下あたりの体表に、2筋ほどのかすり傷があるのがわかった。なにか太いもので擦ったような感じだ。直接その傷口から出血はしていなかったが、そこを中心とするようなカタチでわずかにピンク色した“内出血”のようなものが見られる。でも出血と呼ぶには少々色彩が変だが…。

 岩が崩れて挟まれでもしたのかと、レイアウトを点検してみたがそれらしい箇所は見あたらない。その他に、こんな傷ができそうな理由といえば…
  1. カスミチョウを追い払ってる時に、ふいにカスミチョウが高機動をかけたため、背後の岩にぶつかりそうになり、大慌てで避けたものの擦ってしまった。
  2. カスミチョウと追いかけっこをして遊んでいるうちに、遊びに夢中になりすぎて岩が眼前にまで迫ってしまい、必死で避けたものの擦ってしまった。
  3. 日頃追っ払われるだけだったカスミチョウから、集団で反撃を食らい、思わず岩にぶつかってしまった。
  4. 真夜中、突然何かに驚いた拍子に、岩に擦ってしまった。
 さて、真相は如何に?
 いずれにしても外傷はたいしたことないように見えるが、腹のあたりなので内臓に影響が出ていないかどうかが心配なところ。今のところ、餌食いに変化は見られない。よく食べている。


2001.8.2(Thr)

魚の組み合わせ問題
 結局、川魚用の餌もオイカワの口には合わなかったらしい。昨日も食べてはくれなかった。ところが、今朝はいきなりフレークをばっくばく食べ始めたのである。ものすごい勢いで水面に浮かんだフレークに食らいつく姿は、昨日までのオイカワと同一魚とは思えない。
 たしかに月曜からフレークも真新しいものに替えてはいる。それも多少は影響してるのかもしれない。それにしても突然の変化には驚いてしまう。

 そんなオイカワの変貌と同時に、もう1つこの水槽で変化があった。先住の小魚が1匹行方不明になってしまったのだ。朝起きたばかりで、視界がいまひとつはっきりしない状態だったため、隅々までチェックはできていないのだが、いつもなら真っ先に餌を食べに出てくるはずの小魚2匹は、今朝は沈黙したままなのだった。

 1匹は岩の隙間から生存を確認できたが、もう1匹はどうにも見つからない。そのうち大変なことに気がついた。あれほど厳重に隙間を塞いでいたはずなのに、押さえとして使っていたネコ缶が1つ、落下していたのである。ネコ缶の下にはヒーターなどのケーブルを通す用の小さな穴があった。もしかすると小魚はここからジャンプしてしまったのではあるまいか。
 だとすると、落ちた先はただ1つ。水槽の隣の我が家の飼い猫“にゃんちくん”ケージしかない。もっとも可能性の高いのは猫トイレだ。おぉぉぉ、なんてこった。

 猫トイレを調査したが、魚らしきものは発見できなかった。だがしかし、猫が魚をただ放っておくとは思えない…

 *

 一日、落胆したまま仕事を終える。そして帰宅。
 …発見した。小魚は岩の隙間にいた。ただし死体で。
 ジャンプしたのではなかった。でも死んでしまったことには変わりない。さっそく取り出して観察してみると、頭部に傷があるのがわかった。致命傷になったかどうかはわからないが、オイカワの存在が影響してるらしいことはなんとなくわかる。彼ら二匹は、時々激しく絡んでいることがあったから。

 先般ブラックバス幼魚を引越させたばかりだが、やはり本当に引越させるべきなのはブラックゴーストなのかもしれない。そうすれば淡水90cm水槽に川魚を入れることが出来る。今よりもずっと広いので、闘争したとしても事故は少なくなるだろう。そしてブラックバス幼魚は60cm水槽へ。…やはりブラックゴーストをプラ水槽へ移すのが正解かな。
 もう少し悩んでみよう。幸い、残った1匹とオイカワはそれほど闘争していないようだし。


2001.8.4(Sat)

噴水状態
 静かな目覚め。ゆるりと起き上がり、階下へと降りてゆく。その中頃から、リビング方面からの異音に気がついていた。水音だ。ごぼごぼと激しく吹き上げるような、ちょっと怖い感じの音。

 音の発生源は海水2m水槽だった。近寄ってみると、ポンプからのリターンを水槽に返す部分で、ものの見事にパイプがすっぽ抜け、真上に海水が噴出していたのだった。フタをしてなかったら一面水浸しの大惨事になるところだったが、幸い水漏れなどはなかった。
 いったんポンプ類の電源を落とし、外れたパイプをしっかりと差し込み直す。数年前にも一度こんなことがあった。年の単位で徐々に振動などで弛んでくるのかもしれない。帰省してるときでなくて本当によかった。

木を入れる
 昼間、庭で伐採したニセアカシアの木を、いい枝振りのところを選んでヤドカリ用に入れてやることにした。ちょうどYの字になった部分があったので、そこを金ノコでぎこぎこぎこ(我が家には金ノコしかない)。

 さてどうかな?……む、ちょっと大きすぎたらしい。ではもう一度ぎこぎこぎこ。これでどうだ。
 あつらえたかのようにぴったりフィットのニセアカシアの幹が、ヤドカリケージにおさまった。登ってくれるだろうか。気になってしょうがない。

 結局、昼間はヤドカリ達はみんな水場の下に潜り込んで涼んでいたので、登ってくれず。夜になってようやく1匹が、もしゃもしゃと樹皮を剥がして食べているのを発見した。でも木に登ろうという勇気のあるやつは1匹もいない。な、なぜだ。金網は平気でよじのぼるのに。こんななだらかな木の方がぜんぜん登りやすいだろうに………。もしや彼らは垂直な絶壁が好きなのか、も…


2001.8.5(Sun)

元気でなにより
 結局、海水60cm水槽と海水R360水槽の水換え作業は、7月中にはできなかった。なんとしても今日は水換えをしなくては。みこりんが遊びに誘ってくれるのを、ちょっと待ってもらいつつ、さささっと海水を作り、さささっと水を抜き、さささっと新しい海水で満たし、終了。…でも、淡水水槽のほうも、ちょっと気になる。

 というわけで、淡水60cm水槽、川魚水槽の2つも、ついでに水換えすることにした。意外だったのが淡水60cm水槽の水の汚れだ。薄い緑というか、薄茶というか、そんなふうに色がついている。苔はほとんど(というかまったく)見られないのだが、この色は何が原因だろう。先週まで照明装置のリフトアップをしてなかったので、高水温になってたのが一因かもしれない。

 淡水60cm水槽に移した金魚2匹は、いつも猛烈に腹をすかせているようす。そばによると、めいっぱい口を開けてアッピールしてくれる。元気そうでなによりだ。
 川魚水槽では、ハゼ子達がよく姿を見せてくれるようになった。最初採ってきたときより、明らかに大きくなったと思う。模様もはっきりしてきたやつがいて、こちらも元気そうでなによりだ。
 水槽違いだが、ブラックバス幼魚も、クリルやらシュアーやら、なんでも食べて、いつもお腹はぱんぱんだ。あっというまに大きくなりそうな予感。

用水路で魚採り
 さて、市民農園そばの用水路で採ってきた稚魚たちは、いったん川魚水槽に産卵ケースを設置して、そこに収容してやった。全部で7匹、それに巻き貝が3匹。稚魚の体長は約1.5cmで、まだ身体のほとんどが半透明。種類も明らかではない。でも少なくとも2種類の魚が混じってるような気はする。体高の違うやつが1匹いるのだ。この1匹はフナか、あるいはタナゴの稚魚なのかもしれない。

 そうやって産卵ケースで泳がせているのを見ていると、やはり水流が弱いのが気になってきた。採った用水路は、けっこう流れがあったので、これでは少し不十分かもしれない。ただ、あまりに稚魚たちが小さいため、他の魚に食べられやしないかという不安はあった。でも、ハゼ子のほとんどがこれと似たサイズだということに気が付いて、ひょっとすると大丈夫かもしれないと思うようになった。

 産卵ケースからは、やはり出してやることにした。しばらく観察してみたが、オイカワ達がちょっかいをかけるようすはない。ただ、ハゼ子のボスがつっかかっていたくらい。無事に大きくなるといいのだが。何の魚の稚魚なのか、そこが知りたいものである。

 ところでオイカワは、例の川魚用の餌を食べるようになった。いったんフレークに餌付くと、もう何でもアリのようである。


2001.8.6(Mon)

小魚達の行方
 昨日、7匹いた小魚は、今朝4匹に減っていた…。ちょっと不安になりつつ、仕事に向かう。そして夜、帰宅してから確認してみると、1匹になっていた。
 やはり産卵ケースで隔離しておくべきだったか。

 さっそく産卵ケースを再セットし、残った1匹を移してやった。飛び出さないように産卵ケースにフタもして、と。
 無事に大きくなりますように。ちなみに残った1匹は、あのフナかタナゴと思われる稚魚だった。

 ところで朝の観察では、小魚達に積極的にからんでいたのはハゼ子達だった。大きさが似てるのが嫌だったんだろうか。もしかしてハゼ子ボスが食べてしまったとか……いやいやまさかそれはあるまい…と思いたい。

 *

 さて、ブラックバス幼魚の一日の食事量をここで記録しておこう。

 朝:クリル1匹
 夜:シュアー1〜2さじ(でも時々やり忘れるときあり)

 そろそろ朝はクリル2匹にしてもいいかなと思う今日この頃。
 よく食べる。


2001.8.7(Tue)

DALiWorld
 お魚つながりということで…

Dali,Incのサイトで公開されている“DALiWorld”というソフトウェアが、なかなか興味深そう。Peer to Peer接続で勝手にどこともしれないデスクトップに、自分ちのデスクトップで飼ってるお魚がお邪魔するらしい。分散人工知能のテストケース(というか研究対象か)らしいのだが、 いったいどんな感じになるのやら。

 というわけで、ダウンロード終了。でも今日は眠いのでここまで。


2001.8.8(Wed)

間の悪い魚
 シュアーの残りが少なくなってきたので、ちょっと慎重にカスミチョウ達に餌をやっていると、ふいにあることに気がついた。どうもカスミチョウ5匹のうち、1匹だけ妙にタイミングの悪いやつがいる。

 シュアーをぱらぱらと落としてやると、4匹は、ささささ〜っと集まってきてばっくばく食べているのだが、その1匹だけ気付くのが遅くて、いつも残り少なくなってから到着するのである。餌やり間隔が、たまたま彼の周期に合わなかったのかと、何度か時間を変えてやってみたのだけれど、やっぱりその1匹だけが遅れてしまう。

 食欲がないわけではないらしい。彼はあまりに一生懸命に餌探しをやってるために、遅れをとってしまっているようなのだ。
 以前は5匹全部が私の姿を見ると水面まで上がってきたものだが、いつごろからその1匹が独自の行動をとるようになったのかは、あいにくと記憶が定かではない。何が彼をそうさせるのか。その答えは見つかっていないが、餌探しに夢中なあまり、餓死してしまわないように気をつけておかねばなるまい。


2001.8.10(Fri)

大きくなる子供達
 畑の脇の用水路で捕まえてきた小魚は、二日目に1匹になってしまったものの、その後は産卵ケースに隔離したからか無事に育っている。餌は、朝フレークを1つまみ、粉々にして水面に浮かべてやっているが、これをじつによく食べてくれて、お腹もパンパンのようす。この調子ならばすぐに大きくなってくれることだろう。

 小さなハゼ子達も、最近水底の水草がオイカワによって掘り返されてからは、ひょこひょこ動き回っているのがよく見えるようになった。なかなかに愛らしい。でも、例のボスハゼ子だけが、異様に成長力がいいような気がする。他のハゼ子は採ってきてからさほど体長に変化が見られないような気がするのに、この1匹だけはもはや模様さえもはっきりと分かるくらいに大きくなった。現在体長2cm超。他のハゼ子の約2倍だ。でもまだ種類はよくわからない。


2001.8.12(Sun)

崩れた寝床
 どうも最近ブラックゴーストが朝から活発に泳ぎ回っていたので、妙だな…とは思っていたのだが、まさかこんなことになっていようとは。
 なんと、彼の寝床の天井が落ちてしまっていたのだった。彼の寝床は石組みの隙間であるから、もちろん天井というのは石である。よく無事で抜け出せたものだ。あるいは真夜中に落下したのか…

 寝床を失った彼は、白々と夜が明け始めても隙間に戻ることができず、こうして昼間でもまるで夜であるかのように前後左右に独特の泳ぎを披露してくれているのだった。あぁなんてこった。数日前から暑さ対策でライトを付けずにおいたのだが、てっきりそのせいで昼間でも泳いでるのかと思っていたよ。だから今日もライトは付けずにおこう(っていうか、はやく直してやらんか)。


2001.8.13(Mon)

帰省前準備
 今日から帰省するので、定例の魚達の観察も念入りに行う。

 特に異常なし。こういうときにはいつもと変わったことはしないに限る。餌を多めにやったりとか、そういう心配は無用だ(稚魚とかがいたら少々考えないといけないけれど)。ただ、我が家には蛍光灯用のタイマーは海水2m水槽にしか使っていないので、その他の水槽の照明は全部落としておく必要はあるけれど。

 すべての準備が終わり、クルマに乗り込んだところで、ふっと思い出した。

 「ブラックゴーストの寝床、直してやってない…」

 ただちに家にとってかえし、直してやったことはいうまでもない。


2001.8.16(Thr)

なにごともなく
 23時、無事帰還。魚達も熟睡してる。ブラックゴーストとカイヤン君だけは闇夜に元気だ。
 眠い。猛烈に眠い。ヤドカリと川魚が気になったが、起きる気力は結局回復せず、そのまま布団に倒れ込み、爆睡。明日だ明日……


2001.8.17(Fri)

R360に何を入れるか
 シュアーを買うためAPNへ出撃。まずは展示水槽をじっくりと見て回る。
 ぱっと目に付いたのはケラマハナダイ。いずれもメスばかりで、3匹いた。鮮やかなピンク色が愛らしい。オスはもっと豪華な体色になるようだけれど、個人的にはこのメスのシンプルなピンク系の色彩のほうが好きかも。

 でも、メスばかりだと1匹はオスに性転換するだろうから、メスの体色で水槽をぱっと華やいだ感じにするなら、あと5〜6匹は欲しいところだ。ためしに餌をやってもらったところ、2匹は問題なく人工飼料に餌づいていたものの、残りの1匹がまだ人影に敏感に反応している様子。もう少し慣れてから買った方がいいかなと思ったので、今日の所は買わずにおいた。

 ところでLicはプテラポゴン・カウデルニィのペアのほうに惹かれているようす。おそらく台所の出窓に置いた海水R360水槽に入れたいと思ってるのだろう。今はライブロック(とその付着生物)しか入ってないR360水槽だが、そろそろ魚を入れてもいい頃合いだ。でも私はどっちかというとロイヤルグラマとかブラックキャップバスレットなどの系統の魚を入れてみようかな〜なんて思っていたので、こちらも今日の所は買わずにおいた。
 次回まで売れずに残っていたらプテラポゴンを買ってもいいかな…

 ところでその海水R360水槽だが、ガラス表面にふさふさの苔がびっしりと生えていた。まるでベルベットのような感じに。さっそくメラミンスポンジで掃除しておいたが、少々水が薄緑になってしまったような気がする。水換えせねば。
 でも以前の36cm水槽の頃よりは、苔の有様は可愛いものだ。やはりクーラー装着してるのが効いてるような。


2001.8.19(Sun)

3匹の川魚
 ふと見れば、廊下の川魚水槽で3匹が仲睦まじく並んで泳いでる。先住の小魚と、あとから入れたオイカワとフナ、この3匹がこうして寄り添うかのように泳いでいるのを見たのは、今日が初めてのような気がする。これまではどっちかといえばオイカワがボスで、他の2匹を蹴散らしていたというのに。いったい帰省中にどんな心境の変化があったのだろう。

 産卵ケースに隔離しているちっちゃな川魚も、元気がよい。いつもお腹がパンパンなほどによく餌を食べるのも相変わらずだし、大きくなるのが楽しみだ。ちなみに大きさはまだほとんど変化がないように見える。なので種類もいまだ判明せず。
 夏が終わるまでに、またあの用水路で魚採りしてみたいものである。


2001.8.21(Tue)

台風に備えて
 大型の台風11号が直撃コースに乗るらしい。激しい雨と風に見舞われれば、屋外設置にしてある海水2m水槽のモーター類一式は一撃でやられてしまうだろう。軒下にあるとはいえ、ワーディアンケースに入れたまま、寒冷紗で囲ってあるだけなので、横殴りの激しい雨が来ればひとたまりもあるまい。

 というわけで、防水シートで囲うことにした。この防水シート、もともとはホットカーペットなどの下に敷いて防寒用に使っていたやつだ。ウレタン樹脂系で軟らかく、しかも水を通さないので、十分防水シートとして役立ってくれることだろう。
 ワーディアンケースをすっぽりと覆い、ビニールロープとガムテープでぐるぐる巻きにすれば出来上がり。常設するにはちょっと難ありな外観、しかもクーラーの排熱対策が出来てないので、台風が過ぎれば取り外さなければならない。いずれもっとちゃんと巻いてやろうと思う。


2001.8.22(Wed)

台風一過、熱籠もる
 台風は結局、雨だけで通り過ぎていった。風がなかったのは幸いだ。

 ところで夜、仕事から戻ってみると、海水2m水槽の水温が徐々に上昇してるような挙動を水温計が示していた。まさか排熱がこもってクーラーの冷却効率がものすごく悪くなってるんでは……。ヘッドランプを装着して、さっそく昨日巻いた防水シートを取り外しにかかる。

 む、ものすごい熱気!やはり、相当、熱がこもっていたらしい。しかも、クーラーの温度調節ダイヤルが少々高温方面に動いていたようだ。ロープをかけたときに触ってしまったらしい。25度付近まで戻しておく。

 それから数時間後、水温は徐々に下がり始めたのだった。めでたしめでたし。


2001.8.24(Fri)

そんな季節到来
 朝、いつものように餌をやろうと海水2m水槽の前にたつ。水温計にちらと目線をやると、見慣れぬ数値を示していたような気がしたので、じっくりと確認。やはりそうだ。ついにそんな季節になってしまったらしい。

 “24.7度”

 ひょっとしたら、ヒーターが作動したかもしれない。
 室温20度ジャスト。道理で今朝は肌寒かったわけだ。

 そろそろ陸ヤドカリ達の保温のことを考えてやらねば。15度キープとなると、リビングに入れるだけじゃ不十分かも。


2001.8.25(Sat)

貝の出張
 貝がガラス面にぴったり貼り付き、もしゃもしゃと苔を食べている。ライブロックに生える苔だけでは足りなくなったのだろうか。彼がこうしてガラス面にまで出張してくるのは珍しい。
 ひとしきりもしゃもしゃやったあと、足早に彼は去って行ってしまった。どうせならガラスの苔全部食べてくれたら助かるんだけど…

 あとで確認してみると、彼の足跡はすぐにわかった。同心円がちょっとずつズレながら続いている。でも、肝心の苔は、表層を薄く刈り取ったような感じに残っている。やはり人力で苔掃除するのが一番のようだ。


2001.8.26(Sun)

触って触って
 日曜日の朝は、みこりんも保育園が休みなので、わりとゆっくりとできる。いつもの餌やりも、どこかしら“のーんびり”した雰囲気の中、行われることが多い。みこりんも一緒について歩いて、じっとその様子を観察していたりする。

 淡水60cm水槽の前で、みこりんが言った。
 「このおさかなにさわりたい」
 指さす先には、夏に金魚すくいしてきた小さな金魚が2匹泳いでいる。水槽はちょうど蛍光灯をリフトアップしているので、上部が開いていて、まさにタッチング水槽のような具合になっているのだった。

 生きた魚に触るのもいいだろうと、許可してやる。でもちゃんと手を洗ってからだよ。
 いそいそと手を洗い、みこりん用の椅子を風呂場から持ってくるみこりん。それに乗ればみこりんでも手が届く。
 金魚達は、みこりんの小さな指先を、餌と間違えているのかものすごい勢いで寄ってきた。背中や額、撫で放題である。でも、みこりんの指は、おそるおそるといった感じに、触れたのか触れてないのかわからないほど微妙なラインで動いていた。まだちょっと抵抗があるらしい。体長2cmほどの金魚とはいえ、みこりんの小指くらいはあるので、怖いのかもしれない。

 金魚がもっと大きくなるのが先か、みこりんの恐怖心がやわらぐのが先か、勝負の行方はまだわからない。


2001.8.28(Tue)

カニの食事
 最近、カニの潜んでいる岩の下で、しなびたクリルが横たわっていることが多い。いうまでもなく、このクリルはカニのために毎日手渡ししている食事である。いったいどうしたことか。

 もしかして毎日同じ食事内容っていうのが気に入らないのかも。しかも以前はこれほど毎日コンスタントにやってなかったし。
 しばらくお腹を空けさせるのもいいかな。というわけで、今日はクリルなし。


2001.8.29(Wed)

夜の魚の食事風景
 今夜は珍しくカイヤン君が、上向き加減に餌を待っていてくれた。いつもは口元のヒゲで底を探るように移動してくるのだが、普段見せない姿を披露してくれたので少々驚いてしまう。
 プレコタブレットを数枚落としてやると、その大きな口をかぱっと開けて、上手にキャッチしてくれた。本当にカイヤンの餌がこのプレコタブレットでいいのかどうかは、いまだに自信はない。でも、こんな生活がかれこれ6年ほどは続いているので、悪くはないんだろうけれど、気になるところだ(カイヤンが今よりずっと小さかった時には、コリドラス・タブレットを食べさせていた)。

 ブラックゴーストは相変わらずシュアー一筋。たまーに川魚用の顆粒状のやつとかもやっている。いずれも直径1〜1.5ミリの大きさだけど、そろそろワンランク上のサイズでもいいぐらいに、彼の口は大きくなった。肉食魚用の顆粒状のやつがちょうどいいかもしれない。試しに買ってきてやろうと思う。


2001.8.30(Thr)

茹で上がると、ちょっとこわい
 朝晩の冷え込みが日増しに強まっている感じ。海水2m水槽の水温計は、明け方いつも25度を切るようになった。今年の夏は、猛烈に暑かったが、去っていくのは超特急らしい。

 ところで最近、海水R360水槽の
ボネリムシが、にょろ〜んと長く伸びたまま、ヒーターカバーの内側に入り込んでいる姿をよく見かける。そのまま動いていないんじゃないかとさえ思ってしまうほどに、頻繁に目撃してしまうのだ。もしあの状態でヒーターが点灯したらと思うと、心配でたまらない。

 茹でボネリムシ……にだけはならないでほしい…


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