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〜水のある生活〜
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月 1999 お魚日記
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ひみつ日記読む!

1999.7.1(Thr)

タナゴ
 ホームセンターで、なにげなく覗いてた展示水槽に、珍しく川魚が入っていた。“タナゴ”と札がついていたのだが、4匹中3匹は、うちにもいるタイリクバラタナゴっぽい。だが残りの1匹、こいつは明らかに他のとは違う種類と思われた。色彩的には、フナっぽい。全身金色というか、鉛色のような感じで、体型はタナゴなのだ。日本産のタナゴの仲間だろうか。欲しいかも・・・・・。だが、今日は別の買い物の用事もあったので、車内に置いとくと水温がどれくらい上昇するか予測もつかないほど絶好調の天気だったので、今買っていくのはやめにした。
 我が家の川魚たちは、先月アユに似たやつが落ちた以外は、全員元気で泳いでいる。ただ、残った小魚が全部オイカワっぽいので、また長良川にでも釣りに行ってみたいと思う。

水換え
 ざりざり君水槽に、苔が目立つようになってきたので水換えすることにした。ざりざり君は、毎日クリルを食べて元気に育っているのだが、こいつらはなまじ丈夫なだけに水質悪化してても平気そうな顔をするので油断禁物である。
 バケツに3杯、約45リットルほどを交換し、苔掃除もすると、ぴかぴかの水になる。純白のざりざり君の姿は、じつに涼しげでよい。調子にのって、そのままLicのグッピー繁殖水槽3本も、水換えしてしまった。こちらも着々と稚魚の数が増えている。あ、そうそう今日はアオコ退治の薬を買ってきたのだ。キッチンのグッピー水槽も水換えしておかねば。
 アオコまみれの水槽から、5/4ほど水を抜き、新しい水を入れても、なんだかアオコは減った気がしない。以前より、アオコの威力が増しているのかも。ちょっと多めにアオコ退治の薬を入れてみた。白い錠剤のやつだ。はたして効果はあるだろうか。この薬、以前廊下の60水槽がアオコにやられたときに使ったことがあるのだが、その時にはアオコを殲滅することができた。効いてくれよ〜。

 ふと、クラゲ水槽の苔も気になってきた。一度水換えを始めると、次から次へ気になる箇所が出てきてしまう。ちょうどAPNで試供品として10リットル用の人工海水の素2パックもらってきてたので、そいつを使ってみることにした。袋から、ざざっと海水の素をバケツに入れ、じゃぶじゃぶと溶かす。なかなか溶けやすい。だが、比重がやや軽めだった。10リットル用といいつつ、こいつは8〜9リットルくらい対応になってるようだ。まぁ、もとのクラゲ水槽の比重が蒸発で高めになってるから、そのまま使うことにする。クラゲ水槽の苔は、最近かなり落ち着いてきている。特に底面のサンゴ砂につく苔の量が、劇的に減った気がする。濾過バランスがとれてきたのだろう。クラゲも、体が縮むことなく元気なままってのは、濾過がばっちり絶好調ってのが理由なんだろうな。やはりというか、予想通りというか、夏までかかってしまったなぁ。


1999.7.2(Fri)

白点
 夜、餌をやってて気が付いた。海水60水槽のアミメチョウに、ちょろちょろと白点がついている。軽傷と重傷の間くらいの感じ。食欲はあるみたいだが、かゆいのか実際に口に入れる量は少ない。
 ここ数日、夜間冷え込んでたから、昼間との温度変化でやられてしまったのかもしれない。いままで餌をよく食べていたので、体力的にはまだ大丈夫だろうが、いかんせんサイズが小さい、それだけが心配だ。少しの絶食も、命にかかわるチョウチョウウオの幼魚なだけに、いまのうちの自力で快復してもらうのを祈るほか無い。


1999.7.3(Sat)

17000K
 APNで、「Salt&Sea」と「マリンアクアリスト」の最新号を買った。これらの本は季刊なので、いつもいつも買い逃してしまっていたのだ。そこで今回から、定期購読することにした。定期購読だと10%の割引があるし。
 本の他に、シュアーMを1缶、それと20Wの蛍光管。蛍光管は、どれにするか迷ったのだが、海水60水槽を今よりもさっぱり系の色調にしたかったので、思い切って17000Kのやつにした。
 さて、新しい蛍光管をセットして、いざスイッチON。・・・ん?点かない。。。どうやらグロー管付近の接触不良は、かなり悪化しているみたい。しばし、がりごりやっていると、ふいに点灯した。
 その光をなんと表現すればよいだろう。一番イメージに近いのは、イデの発動の時、カララのお腹の赤ちゃんを中心に発光していたあの光の感じといえばいいだろうか。光量は所詮20Wの蛍光管のためそれほどないのだが、17000Kという色温度の威力はものすごい。真夏の直射くらいしゃきっと爽やかアクアマリンのトロピカルなのだ。でも、まぶしくない。このギャップがめちゃめちゃヘン。でも、期待してたとおりの色調だったので、満足満足。
 アミメチョウの白点は、見えなくなっていた。このまま完治してくれるといいのだが。

ベルリン
 ナチュラルシステムの1つであるベルリン方式が、日本の専門誌に大々的に記事になったのが、たしか1994年の暮れあたりじゃなかったかと思う。水野薬局の水野さんが記事を書いていた。その時点では、まだライブサンドの効用は現在ほど認知されておらず、マングローブを併用するってのも一般的じゃなかった。あれから5年。ベルリン方式は、確実に日本のリーフタンクキーパーに広まっているようだ。
 今回、「Salt&Sea」は、30号記念でベルリンシステムを取り上げている。日本語の記事が出てからすでに5年経過しているのに、なんでいまさらの感は、はっきりいって否めない。しかも、紹介されているベルリン方式の水槽は、ほとんどが従来どおりの大量水換えを実施している。1ヶ月に100%交換が必要なシステムって、ナチュラルシステムとは言わないぞ、たぶん。まだシーガルクラブの人たちには、濾過槽がないってのが不安でたまらないらしい。それだけ水換えするのだったら、別にベルリンシステムでなくてもいいように思うけどな。・・・・・うーん、海水魚飼育歴15年とか40年とかの人の考えることは、いまひとつよくわからない。
 今や、ベルリン方式をはじめとする新しい飼育方法は、インターネットが重要な情報発信&収集の手段になっていると実感する。私が定期的に訪問しているナチュラルシステムのサイトの内容と、今回のシーガルクラブの実験報告とでは、あまりにギャップがありすぎるのだ。内容がというより、取り組む姿勢がぜんぜん違うという印象なのである。
 新しい技術を鵜呑みにするのも間違いだが、逆に、自分の飼育経験にないものに対する過剰なまでの拒絶反応ってのも、百害あって一利なしだと思う。
 私がベルリン方式をどう評価しているかだが、頻繁な海水交換をしなくていいのは魅力的で、その理由だけで導入してもいいと思っている。微量元素やカルシウム添加など、ベルリン方式独特の作業もあるにはあるが、カルシウムリアクターなんかもいいのが出てきてるし、水換えに比べたらラクなことは確かだろう。水換えの何がイヤって、人工海水の素が高いってことが問題だ。淡水の水槽だったら、どんなにでかい水槽でも(個人所有程度のものなら)ナチュラルシステムにするよりは大量水換えを私なら選ぶが、海水水槽となるとそうはいかない。それに海水交換で水質急変ってのが、いつも不安の種だからこれが減らせるってのだけでもメリットは大きい。
 いずれペパーミントエンゼル用にナチュラルリーフタンクを立ち上げるので、それまで地道に貯金に励むとしよう。


1999.7.4(Sun)

物々交換
 うちで繁殖させた国産グッピーは、もはや水槽に入りきらないほど数が増えていた。APNで余剰グッピーを引き取ってくれるかどうか聞いてみたところ、幸いにもOKだった。そこで今日は厳選したグッピー達を連れてAPNにやってきたのである。
 ショップの兄ちゃんは、物々交換ということでちょうど届いてたスベスベサンゴヤドカリあげますと言ってくれたので、ありがたく頂戴することにする。サンゴヤドカリは、以前から欲しかったのだが売ってるのは C.P.Farm の通販リストくらいでしか見かけなかったので、二の足踏んでいたのだ。
 スベスベサンゴヤドカリは、ブルーの模様が入ったシックで美しいヤドカリだった。3匹いて、Licはさっそくそれぞれに名前をつけてくれた。「やりやりくん」「どりどりくん」「かりかりくん」である。私は「かりかりくん」の語感が気に入ったのだが、Licはどうやら「やりやりくん」がお気に入りらしい。なにごとにつけても「やりやりくん」と言っていた。
 海水60水槽におさまったヤドカリ達は、さっそくごそごそとライブロックにはい上がり、触角をぴくぴくさせながらハサミでなにかをつっついている。みこにゃんも、「あ、やりやり」といいながら、指さしたりしてる。動作の可愛いヤドカリ達である。

 この60水槽では、今朝、アミメチョウが落ちたばかりだった。寂しくなった水槽で、ヤドカリ達のコケティッシュな姿は貴重だと思った。


1999.7.5(Mon)

浮いてる
 朝、廊下の淡水90水槽を見たら、なにかが浮いているのに気が付いた。
 ん??と思って近づいてみると、釣ってきたオイカワが1匹、死んでいたのだった。弱っている前兆は前日までなかったので、ショックを受ける。死因は何だろう。観察してみると、体表には変化なしだが、腹部が裂けているのがわかる。しかし、どうやらこの傷は、死んだあとで他の魚につつかれてできたものと思われた。
 またしてもカイヤン君の体当たりをくらってしまったのだろうか。順調に育っていたのに、なんてことだ。やはり90水槽はカイヤン君には狭すぎるに違いない。日淡&カイヤン君用に水槽を新設したい・・・・


1999.7.9(Fri)

ハオコゼ落ちる
 東京出張から戻ってみると、海水60水槽のハオコゼが1匹、落ちていた。Licによると、朝は確認できなかったが夕方にはすでに死体になっていたらしい。
 この水槽ではハオコゼの大きいのと小さいのと2匹住んでいたのだが、今回落ちたのは大きい方だ。大きいといっても4cm程度なのだが、コミカルな動きが楽しいやつだった。去年の12月29日に買ってきたから、6ヶ月とちょい生きたことになる。その間、体長にして倍以上に成長し、よく餌も食べていた。死因は不明。もう1匹が元気なのを考えると、水質水温に問題があるようにも思えないが、そろそろ夏本番ということもあるので、Licお手製の冷却ファンをセットすることにした。このファンは、Licが結婚前に勤務していた会社で、廃棄されるPCからゲットしてきたもので、もともとは洋ランを入れるワーディアンケース内の空気攪拌に使うつもりだったらしい。
 100V直結で動作する強力タイプだ。これ1つで、去年は真夏の昼間でもしっかり25度を維持してくれた。下手すると冷えすぎて、ヒーターがついたくらいである。
 冷却ファンを設置するには、まずライトに下駄をはかせてリフトアップしなければならない。むろん、ガラス蓋も外す。魚がジャンプする危険性はあるが、やむを得ない。
 さて、セッティング終了。タイマーをコンセントに刺す。強烈な風切り音が始まった。海水のほうに使ってるファンが、やけにうるさく感じたのでいったん停止させてチェックしてみたら、ファンの塗装が浮き上がりつつある。どうやら内部の金属部に錆が発生しているもよう。やはり海水のほうが錆びやすい。ヤスリで塗装を剥がさなくてはならないが、今日はもう遅いのでやめておく。
 やりやり君達は、せっせと落ちたハオコゼをついばんでいる。土に返そうと思っていたが、やりやり君達の血となり肉となるならと、そのままにしておくことにした。


1999.7.11(Sun)

鳥羽水族館
 昨日は鳥羽で一泊。今日は、鳥羽水族館で「タコクラゲの飼い方」講座があるので参加するのだ。クラゲ教室の詳細は、くらげ日記を読んでもらうとして、館内展示を見て回った感想など述べてみよう。
 クラゲ教室がお昼まであったので、展示の方は午後から見たのだが、最近日淡にはまっていることもあり、まず日本の淡水魚コーナーをチェックした。イワナ&ヤマメの滝壺水槽は、地上部の情景も再現されていて素晴らしい。水温の低さが、アクリル面の結露で実感できる。小さいころからこういうジオラマ水槽に憧れて、小さなガラス水槽内部にたくさん川石を積み上げては川岸を表現しようとたくらんだものだが、なかなかうまくいかなくて、石同士をセメントでくっつけて池みたいな水槽を造れたらなぁとずっと思っていた。当時は子供だったので計画は実行できなかったが、今ならできそうな気もする。カイヤン君水槽の新調時には、ジオラマ水槽にしてみようか。
 次はみこにゃんの喜びそうなバイカルアザラシの水槽。バイカルアザラシは、普通のアザラシに比べてずいぶん寸胴である。きゅっと縮めたような丸々した姿は、とってもコミカルで可愛らしい。しかも泳ぎ方が、これまたキュート。水槽の端から端まで、一直線に行ったり来たりしているのだが、なぜか仰向けになってしゅーーーっと泳いでいる。そういうのが5匹も6匹もいたら、まるで水槽内部はゲーム画面かなにかのような印象だ。面白すぎて、つい見入ってしまう。ラッコより愛嬌あるかも。
 古代魚のコーナーでは、カイヤンを探してみた。あいかわらず成魚カイヤンはでかい。体長1m。ぬぼぉ〜っとたたずんでいる。精悍なスマートさがなくなって、いかにもナマズといった風貌である。我が家のカイヤン君もいずれああなるのだろうか・・・。今のままのカイヤン君でいてほしいなと、思う。
 みこにゃんがだんだん魚に飽きてきて、水槽部屋に入ろうとすると嫌がるのでジュゴンのじゅんいち君と、セレナを見に行った。ほ乳類ならば、みこにゃんも大丈夫だろう。しかも、セレナの水槽にはかめきち君がいる。カメさん大好きのみこにゃんが、かめきち君を見逃すはずもなく、喜んでくれた。セレナはじゅんいち君の水槽に入っていた。が、じゅんいち君は抱き枕ならぬ抱きブイ(?)を抱きしめて、遊んでいたのだった。なかなかラブラブモードにならない2人である。
 じゅごんプールでは、5〜6人のダイバーが潜っていた。みんな底にへばりついて、なにやらごしごしお掃除している。飼育係の方々による、苔掃除らしい。これだけ広い水槽だと、掃除も大変だ。じゅんいち君が時々遊ぼうとちょっかいかけている様子が、なんだか微笑ましかった。
 ところで鳥羽水族館には、ベビーカーが用意されている。それと同時に階段以外にスロープやエレベータもあるので、ベビーカーでの移動もかなりラクに行える。今回、荷物が多かったので、みこにゃんはベビーカーに乗ってもらったのだが、とてもラクチンだった。こういう配慮はじつにありがたいものだ。岐阜から鳥羽まで高速をクルマで3時間。もうちょっと近ければ、入り浸りになること間違いなしなのだが。。。

脱皮
 ざりざり君1号が脱皮していた。取れていた左のハサミが復活したかどうか気になって確認したところ、再生していなかった。もしや、付け根からばっさりなくなってしまって、再生できないのか?このまま左のハサミがなくても、死ぬことはないだろうが、ザリガニは繁殖にハサミが不可欠とか聞いたような気もするし、ざりざり2号との軽い喧嘩でも不利すぎる。なんとか再生してくれるといいのだが。
 ざりざり2号は、貫禄たっぷりのザリガニに育っている。今回の脱皮で、ようやくサイズ的には見劣りしないくらいになった1号。最近、隠れる岩が2号に占拠されているようなので、もうちょっと岩組を増やしてやらなければならないようだ。


1999.7.12(Mon)

アオコ消滅
 キッチンに置いてあるLicのグッピー水槽に、アオコ除去用の薬を投入してから11日目、ようやく効果が出てきたらしい。あれほど緑に染まっていた水が、見違えるほど輝きの透明に!以前、この薬を使ったときは2〜3日で効果が出たような記憶があるので、この水槽でなかなか緑が減らないのを見て、薬が効かなかったかと半ば諦めかけていただけに、うれしさ倍増である。これだけアオコが消滅すれば、グッピーを戻しても大丈夫だろう。アオコの薬が魚にどんな影響を与えるのかちょっと不安はあるので、まずは水換えをしてからだ。隔離してあるジャパンブルーの稚魚達は、今ではすっかり色も出てきて大人に育った。綺麗なジャパンブルー×イエローモザイクの系統だ。生き残ってくれて、ほんとうに良かった。


1999.7.13(Tue)

カスミチョウを見に
 閉店30分前、APNに到着した。餌のクリルがなくなるので買い足すのが目的だが、新着魚のメールにカスミチョウの文字を見たので、様子を見たかったのだ。今年に入ってそうそうに、ばたばたとカスミチョウが落ちてしまい現在2匹しか残っていないので、調子の良さそうな個体なら連れて帰ろうというのである。
 入荷したカスミチョウは1匹。外見で気になるのは、口が多少つぶれているところ。だが、この程度ならばすぐに治るだろう。大きさは8cmほどの小ぶりなやつで、元気そうだ。買おうと思ったのだが、店の兄ちゃんがまだシュアーMに餌付いてないので、もうちょっと待ったほうが、、、と言う。たしかに餌をやってもらうと、シュアーSならばなんとか食べるのだが、Mになるとすぐに吐き出す。まぁこの状態ならば、うちで餌付かせても大丈夫そうだが、週末から夏の休暇で留守にする可能性もあるのでショップでやってもらったほうが確実だろう。休暇明けに買うことにして、今日はやめておいた。
 他にチョウチョウウオは、リーフバタフライ、アミチョウ、アケボノチョウ、ゴマチョウがいた。Licはアケボノチョウが妙に気に入った様子だったのだが、肌荒れがちょっと気になるので止めておく。リーフバタフライは、500円玉より小さいサイズでとても可愛く、しかも涼しげな色彩は夏向き。だが値段がちょい高めなので、もうしばらく悩んでみよう。
 タコクラゲ スポットタイプが2匹入荷していたので、これは迷わずゲット。2匹で2600円という安さも影響大だ。帰る頃には、閉店時間をかなりオーバーしてしまっていた。魚の話をしだすとつい時間を忘れてしまう。店のリーフタンクを見ていると、早く庭にベルリンシステムのナチュラルリーフタンクを設置したくなってしまった。


1999.7.14(Wed)

はさまれる
 ざりざり君達に餌をやる。毎日クリルを1個ずつだ。
 まずは体の大きなざりざり君2号から(といってもこのまえの脱皮で1号の大きさもほぼ2号と同じくらいになったのだ)。クリルを顔の前まで持っていって、ゆらゆら。だが、今日はちょっと2号、すぐには食いついてこない。しばらくそうやっているうちに、匂いをかぎつけた1号が、はさみを突き出し、そそそそそ〜と接近してきた。そして、はさみでがぶっ!
 手を思いっきりはさまれてしまった。以前のように、軽くはさむんじゃなくて、思いっきりである。かなり痛い。でも1号を驚かせてはいけないので、じわじわっとはさみを外して、クリルのほうを持たせてやった。1号が食べるのを見たからかどうかは分からないが、2号もすぐにクリルを頂戴しはじめたので、新しいのをやった。2匹仲良くクリルをむしゃむしゃ。
 でも、あとから水槽を覗くと、半分も食べてないクリルが水面に浮いていた。途中で飽きたか、それともハサミからクリルが外れて浮いてしまったのか定かではないが、沈むタイプの餌もたまにはやってみようと思う今日この頃である。


1999.7.15(Thr)

謎魚元気いっぱい
 謎のテンジクダイだが、最初に買った1匹は最近いつも水槽前面を泳ぐようになった。以前は隠れてほとんど姿を見なかったのだが、慣れるとかなり大胆な魚らしい。
 2回目に買ってきた2匹のテンジクダイは、どうやら落ちたらしい。そろそろ出てきてもよさそうなのに、一度も姿を見ないのだ。
 よく泳ぐようになったテンジクダイは、餌もよく食べるようになった。お腹の膨らみも健康的で、餌を追っかけて、激しく泳ぐ姿さえ見ることができる。
 喧嘩好きのネッタイスズメも、このテンジクダイには最初からまったく興味を示さなかった。存在を関知していないかのようにみんな振る舞っている。やはりこれだけ動きが違う魚だと、対抗意識が芽生えないのかも。
 地味な魚なので、表に出るようになったからといって水槽がぱっと違って見えるということはないのだが、姿を見つけるとなんだかほっと安心してしまう、そんな雰囲気を持った魚である。

金魚
 みこにゃんが、保育園の夕涼み会で金魚すくいをやってきた。ホンモノの網ですくう“金魚すくい(救い?)”だったらしくて、4匹もゲットしてきていた。
 ふりふり金魚ではなく、いわゆる駄金、しかも園児たちにかきまぜかきまぜされた終了間際の状態ですくってきたため、かなり状態も悪い。1匹だけ、ちょっとヒレに黒いラインが入ってるのだが、こいつは右のエラ蓋がおそらく先天的に欠如した奇形である。
 さて、どこに金魚を入れるかで悩んだ。今稼働している60と90に入れるのは、ちょっと場違いに思える。60はテトラ系とグッピー、それに水草水槽だし、90は日淡がメインだ。金魚の鮮やかな朱色はちょっと合わない。やはりオーソドックスに金魚鉢で飼うのがいいかもと思い、とりあえず今日のところは大きめのプラケに収容しておくことにする。
 長生きしてくれるといいのだが。


1999.7.16(Fri)

金魚用水槽
 帰りに、金魚用の水槽を物色した。金魚鉢にするか、普通の小型水槽にするか迷う。結局Licが金魚鉢嫌いというので、普通の“金魚のお部屋”というセットモノ水槽にした。
 敷き砂には、セラミックスのやつを選択。濾過システムは、グッピー用に使ってたパワーハウスの陶器製のやつを使おう。
 さて、家についてみると、プラケに入れていた金魚4匹のうち、2匹が死んでいるのに気づく。エラに障害のあるやつは生きていたが、かなり弱っているようす。やはりこの陽気にエアなしで狭いプラケというのは過酷すぎたか。
 さっそく水槽をセットする。水は半分まで新しいのを入れたが、残りの半分は60水槽から持ってきた。これでバクテリアの繁殖もすぐだろう。
 残った金魚2匹を移す。今にも死にそうな泳ぎをするのでドキドキである。金魚の生命力でなんとかもってほしい。


1999.7.17(Sat)

グッピー水槽稼働
 アオコが完全消滅したキッチンのグッピー水槽に、ジャパンブルーを戻すことにした。水の半分を新しいのに交換し、残りの半分は60水槽からもってきた。ジャパンブルーは水質の急変に弱いことが経験的にわかっているので、慎重に慎重に。
 いきなり全部のジャパンブルーを移動させるのは勇気がいるので、まずは5匹ほどで様子をみる。プラケで温度合わせしたあと、水槽に放す。
 産卵ケースにいたときは、活発に泳いでいたのに新しい環境にびっくりしているのか、仲良く寄り添って底のほうに集まってしまった。心配していた水質変化は大丈夫そう。あとはもっと水草を植えて完成だ。
 ジャパンブルーの子供たちは、体表の色は親よりきれいなアクアマリン一色。たが、尻尾のモザイク模様がいまひとつであった。もう1度、イエローグラスをかけてみよう。


1999.7.18(Sun)

イソギン&クマノミ
 APNに寄ってみた。クラゲ水槽の改修に必要なサンゴ砂を買うためである。
 だが、ふと目に付いた先端黄色の美しいシライトイソギンチャクに釘付けとなる。クマノミ2匹が、気持ちよさそうにイソギンにまとわりついていた。どうやらペアっぽい。
 クマノミとイソギンの組合せを飼っていたのは、もう4年ほど昔になるが、見ていて飽きないクマノミの仕草に、時間を忘れて水槽に見入ったものだ。その後、クマノミ単独で飼うことはあっても、イソギンの状態がいまいち良くなかったため、なかなかクマノミ&イソギンを再現できなかったのだ。今日のやつは、なかなか状態良さそうである。しかもクマノミがペアときたら、迷うことはなかった。セットで購入。海水60水槽に入れることにしよう。
 あとはLicお気に入りのハタタテハゼが入っていたので、これも1匹ゲット。やはり海水60水槽に入れる予定。
 グッピー水槽を稼働させはじめたため、水草も細々と買った。サンゴ砂も忘れずに。しめて約1万円。

シライトイソギンチャクにくるまって眠るクマノミ 帰宅すると、さっそく水換えの準備。海水60とクラゲ水槽の水換えである。クラゲ水槽は、丸洗いだ。最初に60のほうの水を40リットルほど交換。このとき、古い海水を4リットルほど残して置いた。これはクラゲ水槽に種水として使う。なにしろクラゲ水槽は濾材を一新するので、まったく新品の海水にするよりは安心できる。
 海水60水槽にハタタテハゼとイソギン&クマノミを投入。ショップの兄ちゃんが「これは気が強いですよ」と言っていたとおり、ハタタテハゼはスズメダイのプレッシャーなど意に介さず、悠々と水槽の真ん中でホバリングを始めた。肝が据わってるなぁ。
 クマノミ2匹は、イソギンにくるまったまま出てこない。警戒しているのだろう。夜、イソギンの中で寝てるところをデジカメでパチリ。明日はイソギンと戯れる姿を見せてくれることだろう。



1999.7.19(Mon)

金魚
 結局、金魚は1匹になってしまった。残ったのはエラ蓋のないやつだ。
 今日まで餌はぜんぜん食べなかったのだが、今朝は乾燥赤虫をぱくついてくれた。なんとか安心してよさそうだ。
 36cm水槽に金魚が1匹となると、いかにも寂しい。仲間を買ってきてやろうかな、と思っているところである。


1999.7.20(Tue)

2m水換え
 夏休み中の課題でもあった2m水槽の水換えを実行した。前回の水換えが、GWだったので、はや3ヶ月近く経過したことになる。いくら生体が少ないとはいえ、そろそろ限界だ。
 今回も約400リットルほどを交換した。
 水槽からポンプで海水を抜いて水位を低くしてから、ちょっと中を観察してみると、謎のテンジクダイの影が2匹ほど確認できた。3匹入れていたが、1匹しか見えないので、残りの2匹は落ちたと思っていたのだが、なんと1匹生き残っていたらしい。はやく2匹揃って出てきてくれないかな。
 水換え用大型水中ポンプを出したついでに、淡水90水槽の水換えもやることにした。ところが、ここでうっかり水中ポンプに敷き砂を吸わせてしまい、スイッチを入れても動かなくなってしまった。ただちに分解して、内部の砂を綺麗に掃除して再始動。今度はうまく動き始めてほっとする。でも、シール部のゴムが、だらーんと伸びてしまってうまく戻せなくなり、隙間からぴしゅーーーーっと水が出てくるようになってしまったので、部品交換しなければいけなくなった。交換部品なんて売ってるかな・・・・
 カイヤンが水換え最中も、大暴れして体中傷だらけになってしまった。もっとでかい水槽じゃないと・・・いつもの悩みがわき起こる。リーフタンクとカイヤン用水槽、どちらも屋外設置しか手がないかも。
 結局、2mと90の水換えあわせて3時間ほどかかってしまった。2mを30分、90を15分でやるつもりだったのに、思わぬ誤算である。次回、秋の水換えの時には、最短記録を目指すことにしよう。

クーラー到着
 APNから連絡があり、中古のクーラーが到着したので取りに来てくださいとのこと。明日が店の定休日なので、さっそく今日、取りに行って来た。
 まだ2〜3ヶ月しか使っていないので、かなり状態はいい。はやく動作させてみたいが、接続用ホースの径が合わなかったので今日のところは無理。でも、これでクラゲ水槽の夏越しも完璧だ。


1999.7.21(Wed)

ハゼ落ちる
 昨日水換えした淡水90で飼っていたハゼ4匹のうち、1匹が落ちていた。長良川ですくってきたやつだ。餌もクリルを食べ、よく慣れていたのだが・・・
 水質の急変が原因かもしれない。あるいは、昨日水換えのときカイヤン君が大暴れしたので、そのとき体当たりをくってしまったか。死体に外傷はなかった。今回、ちょっと水換え間隔が開いてしまったのがよくなかったかな。
 そろそろ夏本番。また長良川に川遊びがてら川魚の様子でも見に行きたくなってきた。


1999.7.22(Thr)

名古屋港水族館
 夏休み最後の今日、名古屋港水族館に出かけてきた。
 コンセプトは南極から日本までの海ということで、ルートに沿って展示があった。深海の部分では、HUDを使った空間への投影が効果的に使われていて、感心する。ドウケツエビの実物がいたのも、ぞくぞくした。海の底には、怪しげな生物がまだまだいっぱいいるのだなと実感できる。
 しかし、今回一番素晴らしいと思ったのは、礁湖(ラグーン)をイメージした巨大水槽である。最初、ラグーンの外側を水中トンネルで見せ、上の階では回り込んでラグーンの内側が見えるようになる。表と裏で、サンゴのレイアウトが劇的に変わり、1つの水槽で2種類の水景を表現している。しかも、表と裏は、ちゃんと続いており、魚は自由に行き来しているのだ。その自然な情景は、魚水槽の究極を見た気がした。
 さらに極めつけは、水槽を上から見下ろすことができる点である。50m四方はあろうかという巨大な水槽を、上から眺める。しかも、それは回遊館などのような巨大水槽とは違い、サンゴによる複雑なレイアウトが施されている。まさに自然の風景をばっさり切り取ってきたかのような素晴らしい光景がそこにあった。ナポレオンフィッシュの巨体が、水面ごしに見えるというのは、背筋がぞくぞくするほど素晴らしい。魚の動きも、なんだか俊敏で、野生的に見える。やはりこれだけ水槽が大きいと、レイアウトも自然ぽくできるので、見ていて飽きない。幅もさることながら、高さと奥行きが充分にあるというのはやはりいい。こういう水槽が庭に1つ欲しいものだと思ったが、我が家の敷地面積より、こっちのほうが広いのだ。いつか宝くじでも当たったら、建ててやるぞ水槽部屋。
 さて、名古屋港水族館のウリといえば、ウミガメである。ラグーン水槽から続くような感じに配置されたウミガメ水槽には、たくさんのウミガメがゆったりと泳いでいる。しかも産卵用に、砂浜までちゃんと完備されている。実際、この水族館で孵化した子亀も、わらわら状態で泳いでいた。みこにゃんは、カメさんの姿にしばし釘付け。やはり魚より、こういう動物系が楽しいのかな。
 そうそう、ペンギン水槽も素晴らしかった。これまでペンギン水槽といえば、ペンギンが陸地でぬぼぉっとしてたり、泳いだとしてもちょこちょこっと申し訳程度だったのだが、ここのペンギン水槽は違った。幅が50mほどあるので、ペンギンの泳ぎが野生そのものといった感じに俊敏なのだ。しかも水面から何度もジャンプしては、海面を縫うように泳ぐ。海中を、まさに飛ぶように泳ぐペンギンの図は、TVではよく見るが、こうして生を見るとより実感が湧いてくる。
 出口付近には、タイドプールを模した触れる水槽が置いてあった。ヤドカリやヒトデ、ウニやカニ、そういった生物を、実際に触れるのだ。みこにゃんに大きなヤドカリを見せてやると、「おおおおお」と喜んでくれた。こういう水槽は、海のない岐阜県にこそ必要なんじゃないかな、とも思いつつ、名古屋でもタイドプールは珍しいものになりつつあるのかもしれないと考えると、なんだか複雑な心境である。
 いよいよ、閉館時間も迫り、帰ることにしたのだが、出口でコンパニオンにお姉さんが、研究所のほうでちょうどウミガメの子供がはい出そうとしてますのでぜひ見ていってと言う。こんな機会も珍しいので、見に行った。薄暗い孵化所で、カゴで囲った真ん中に、ウミガメの赤ちゃんが砂の中に詰まってるのが見える。時々、動くのだがなかなかはい出してくれない。じっと待ってみたが、結局時間切れとなってしまった。うーん、見たかったなぁ。
 名古屋港水族館、なかなか個性的な展示内容で良かったと思う。距離的にも近いので、また来ようと思った。

グッピー移動
 キッチンのグッピー水槽が、どうやら大丈夫そうなので、残りのジャパンブルー×イエローグラスを全員連れてくることにした。
 脱衣所の、グッピー繁殖水槽の水換えも兼ねて、Licが作業開始。
 私とみこにゃんは、お風呂でちゃぷちゃぷ。のぼせてきたので、上がってみたらLicの作業も終了してた。
 キッチンの水槽では、ジャパンブルーがわらわら状態に。大きくなったなぁ。それにしても、ジャパンブルーのこの色彩、綺麗。メタリックブルーとイエローって、涼しげでほんと夏向きだ。


1999.7.24(Sat)

どりどり君落ちる
 夜、海水60水槽を見ていたら、スベスベサンゴヤドカリが2匹しかいないのに気が付いた。やりやり君と、かりかり君だろうか?どりどり君は、いったいどこに?
 探しまわって発見した。どりどり君は、なんと殻から出てしまっていたのだ。しかもぴくりとも動かない。これはどうも落ちたっぽい。
 やりやり君とかりかり君は、今日も元気いっぱいである。はたして、どりどり君に、何が起きたのだろう。もしや、殻が窮屈になってしまって、出たはいいけど新しい貝殻がなかったので、弱ってしまったのだろうか。新しい貝殻、いずれ残りの2匹にも必要になるので、早急に用意しなければ・・・・。


1999.7.25(Sun)

カスミチョウ
 昨夜、APNとアクアスの両店から、新着魚情報のメールが届いた。その中に、カスミチョウの文字が双方にあったので、今日はまずアクアスに出撃である。
 カスミチョウはどこかな?と展示水槽を見ていくと、をを!5匹もいるではないか。ん〜、しかもみんな小型サイズで購買意欲をそそりまくる。よーし、あとでじっくり選んでやるからな。
 とりあえずカスミをキープしといて、他の水槽を見て回る。ソメワケヤッコ幼魚、チョウハン、セグロ、プテラポゴン・カウデルニィ等々、欲しくなってしまう魚だらけ。だが、ここで魚の様子がなんだかヘンなのに気づく。気迫がないというか、動作に元気がない。チョウチョウやヤッコならば、常に水槽の底などをつついていてほしいのだが、こいつらはそういう素振りがない。しかも、ヒレになんだか白濁が見られる。さらにじぃっと観察していると、白点病になってるやつを発見した。やはりそうか。こいつらみんな病気になりかけなのだ。そうとわかれば、キケンな買い物をする必要はない。そこまでして買わねばならない魚でもないし。
 カスミのほうも、この調子だとヤバイかも、、、と思ってじっくり観察してみたところ、やはり各ヒレの先端が溶けるようにささくれている。ダメだ。こんなのをうちの水槽に入れたのでは、どんな病気を持ち込むかわかったもんじゃない。結局、アクアスでは何も買わず、店を出たのであった。

 次はAPNだ。場所的に、アクアスとは正反対の位置にあるので、移動はちょっと大変。
 APNのカスミは大きさ、元気さ、挙動とも、申し分なかった。買いである。1匹しか買えないのが残念。でも、これで我が家のカスミは3匹になる。カスミの群泳目指して、地道に増やしていくのだ。
 他に買いたくてしょうがないと思わせる魚が1匹いた。タテキンである。体長40cmはありそうな巨体。背ビレのスレッドが長く伸びるタイプ。なによりも素晴らしいのは、体側の青のラインが、見事なまでに1本1本、すぅっとまっすぐに走っているところだ。まさに完璧なストライプ模様。ここまで乱れのないストライプ模様を持ったタテキンは珍しい。あぁ欲しい。こいつを水槽に入れたい。めちゃめちゃ迷った。迷ったが、結局、買うのはやめておいた。こいつを入れたら、確実にボスになる。そうしたら、他の魚を入れる時、困ることになりはしないか?と思ったからだ。じつは、インドニシキにも惹かれているのだった。は〜、もうしばらく悩んでみよう。

ざり1号
 ざりざり水槽に、苔が目立ってきたので、水換えすることにした。
 バケツに3杯、約45リットルの交換である。時間にしてわずかに10分。あっというまに、輝く水槽が戻ってくる。
 さて、左手のハサミを失ったままのざりざり君1号だが、なんと小さなハサミが復活しつつあるのを、今日発見した!おお〜、再生してる。このぶんだと、8月中には、きちんと両方のハサミが揃った1号になるだろう。・・・・は!そうしたら、2号との区別をどう付ければいいんだ??・・・あ、そうだ、食い意地で見分けられる。1号のほうが、食い意地張ってるから、クリルを入れたらすぐにわかるはずだ。
 心配なのは2号である。最近なぜか食欲がない。目の前でクリルをゆっくり動かしてやっても、ぜんぜん取りに来ないのだ。匂いをかぎつけた1号が、そそそそそ〜ってやってくる毎日。大丈夫だろうか・・・・・


1999.7.26(Mon)

今日のカスミ
 昨日買ってきたカスミチョウは、入れた当日こそ餌を食べなかったが、今朝シュアーをやってみると水面に浮いてるやつまでどんどん食べる食欲を見せた。育ち盛りの子供みたいに、忙しげに餌をついばむ姿は、見ていて気持ちいいものだ。先住の2匹も、いつもよりたくさん餌を食べている感じがする。つられているのかも。
 餌食いがよくなったといえば、キンギョハナダイ4匹も、最近はシュアーを丸飲みするようになった。それまでシュアーは大きすぎるのか、口に入れても喉を通らず結局吐き出していたのだが、今ではぱっくぱく何事もなかったかのように食べる。それまでは砕いたクリルを水中に舞わしてやらないといけなかったのだが、シュアーだけでも十分そうだ。あとは謎のテンジクダイとプテラポゴンが、人工飼料を食べてくれるといいのだが、こちらはクリルにしか興味を示してくれない。クリルを砕くと、水槽中に繁殖してるセイタカイソギンチャクの餌になってしまうので、できればシュアーと、砕かないクリルにしたいんだけど、、、、食い物の好みはなかなか難しい。


1999.7.27(Tue)

ざり
 夜、いつものようにクリルをざりざり達にやろうとしたのだが、どうしたわけか1号までもが興味を示さない。いつもなら、飛びつくように奪い去ってゆく1号なのに。
 しばらくクリルを顔の前でゆらしてみたが、受け取ってくれない。うーん、これはもしや夏バテか?水温がやや高めなのが唯一気になるところ。  クリルはフリーズドライの餌なので、水で戻すと生き餌に近いのだが、やはりいまいち魅力に欠けるのかも。そこで、ソーセージをちぎって入れてやった。ザリガニ釣りの餌といえば、煮干しかソーセージと昔から相場は決まってる。
 だが、沈んだソーセージにも興味を示してくれない。こうなったら、生き餌を使うしかないのか?いや、まだ甘エビの刺身を試してない。甘エビを試してもダメだったら、生きたヤマトヌマエビを入れてみるかな・・・・


1999.7.28(Wed)

脱皮
 ざりざり君1号が、またまた脱皮していた。今回は、左のハサミがかなり再生している。体格も、もはや2号を完全に追い越してしまった。
 2号は、そういえば最近ぜんぜん脱皮しない。このまえ脱皮したのはいつのことだったか。白いカラダも、やや茶色がかってきつつある。脱皮に必要なカルシウムが足りないのかな?肉食系な餌ばかりだったので、たまにはほうれん草でも湯がいてやってみるかな。


1999.7.30(Fri)

金魚ぞくぞく
 今日は、会社の納涼祭。私は仕事で参加できなかったが、Licとみこにゃんは楽しんできたようだ。出店の1つに、金魚すくい屋さんがあったようで、手にしたビニール袋の中に、赤いのや黒い金魚の姿がちらほら見える。
 帰宅してからさっそく金魚水槽に入れてやる。本当はもっと温度合わせに水合わせをやりたかったところだが、水が汚れていたのと、金魚すくいの常として金魚の消耗が激しかったので、狭いビニールにこれ以上入れておくのはかなりアブナイと思われたのだ。
 やはり赤金の1匹がすでに落ちていた。残りは4匹。黒い出目金が1、普通の駄金が2、フナ金が1という構成だ。駄金の1匹は、かなり弱っているらしく、手ですくって水槽に入れるときも、ほとんど抵抗もせず、すぅっと沈みつつ頼りなげに泳いでる。一番元気があったのは出目金である。しかし、体表のスレがかなり激しく、自慢のふりふりのヒレもかなり痛んでる。出目金といえば、すぐに死ぬという記憶がある。形が変わっているので、子供の頃は、金魚すくいといえば必ず出目金を狙ったものだ。今回の出目金、はたして長生きしてくれるかな。


1999.7.31(Sat)

やどかりの闘争
 午前中、みこにゃんが保育園にいる間、Licと二人でAPNに行ってきた。
 イザリウオ(カラー)が入荷したとメールを貰っていたので、どんなのか見に来たのだ。
 イザリウオは、隔離ケースに入っていた。鮮やかなオレンジや黄色をイメージしていたのだが、これはいわゆるライブロック色とでも言うべき色彩だった。動かないと、岩そっくり。ちょっと地味かなぁ。
 ふと、ヤドカリが入った水槽を見ると、なんと貝殻から追い出された奴がいる。そのすぐ近くでは、1つの貝殻を巡る、2匹の闘いが繰り広げられていた。追い出された奴は、どっちかの貝殻が空くのを待っているのだろう、逃げもせず、ひたすら待つ。なかなか決着がつかない。ハサミを持っているとはいっても、そこはヤドカリである。貝殻につかまって、ごろんごろん。ド派手な喧嘩とはいいがたい。
 そのうちしびれを切らしたか、追い出された奴が、参戦した。といっても、貝殻につかまるだけなんだけど。3つ巴の貝殻争奪戦。決着がつくまで見物したかったけど、そろそろみこにゃんを迎えに行く時間になったので、店を出た。うーん、結果が気になる。

 Licが、アルビノ・ジャパンブルーのメスが欲しいというので、買った。ペア売りだったのだが、オスが落ちたらしく、メス2匹しかいなかったので、2匹で1000円にしてくれた。ジャパンブルーとはいっても、このメス、一見するとただのヒメダカそっくり。アルビノ個体のジャパンブルーと、普通のジャパンブルーのオスをかけたら、どんな子供ができるのかな?楽しみ楽しみ。

甘エビ
 食欲不振のざり2号のために、今日は刺身用甘エビを買ってきた。
 旨そうな甘エビである。そのまま夕ご飯のおかずにしたいくらい。半分にちぎって、目の前に落としてやる。が、2号はぴくりとも動かない。うーーーーん。何故だ。
 1号のほうは、鼻面を通過した甘エビの匂いをかぎつけて大騒ぎ。がつがつ食っているというのに。
 しばらくして、甘エビがどうなったかなと覗いてみると、2号の近くに落ちてるやつにも、ついばんだ痕が確認できた。2号が食べたんだろうか?確証はないが、食べていてほしいと思った。ところで、甘エビを入れたからか、水面が泡だってしまってた。やはり60水槽程度だと、生餌の影響は大きいらしい。泡立った水を、プラケですくってキレイにしておく。残った甘エビは、水槽から撤去。2号の食欲不振の原因は、いまだ不明。


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